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マイクロブタたちと触れ合える施設の閉鎖が決定し……。行き場を失くしたブタたちを急きょ保護しにいく様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で4万1000回以上再生され、2700件を超える高評価を獲得しています。
動画が投稿されたのは、あいるんさん・えーしさんと動物たちの日常が投稿されているYouTubeチャンネル「あにまるず Animals」。今回2人はある人からの依頼を受け、閉鎖が決まった“マイクロブタのふれあい施設”があった場所にやってきました。
●閉鎖が決まったマイクロブタのふれあい施設
この施設を閉鎖するにあたり、ブタたちが処分されると聞いたあにまるず。それはいくらなんでも勝手すぎるということで、施設まで話をしにきたのだそうです。
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施設にはもともと10数匹のブタがいたそうですが、なんとか引き取り先を見つけたようで、この地点でブタは残り4匹になっていました。しかし残る4匹については、なかなか引き取り先が見つからない状態でいると明かされました。
また4匹のうち1匹は体が少し大きく、他の3匹との相性が悪いとのこと。そのため今は別の場所にいるという3匹に会わせてもらいつつ、まずは依頼をくれた人に話を聞いてみることにしました。
「人間のエゴで育てておきながら、店を閉めたら処分というのはあまりにもひどすぎる。動物が人からの愛情を知ってしまったら、最後まで責任を取るべきだ」そう考える2人は依頼をくれた人と施設の責任者に話を聞き、閉鎖と処分の可能性について確かめていきます。
●依頼者と責任者の話を聞いた
今回2人に依頼をくれたのは、この施設の責任者の知り合いでした。「施設を閉鎖するのでブタを引き取らないか?」と相談を受けたそうですが、飼育している動物がいるという理由で断ったそうです。しかしそこで「ブタが処分されてしまうかもしれない」という危機感を覚え、さまざまな方面に連絡をしたのだとか。
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そこで連絡を受けたあにまるずが「引き取りに伺うので処分せずに待ってほしい」と伝え、今回ブタたちに会いにきたという流れだったのでした。
その後責任者にも話を聞くと、「処分はせず、最後まで里親を探していく」という考えを持っているとのこと。そこで責任者に「いったん相性のいい3匹を引き取り、後日1匹を引き取るので待っていてほしい」と伝えたところ、「もちろんです」と快諾してもらえたそうです。
そして無事、3匹のマイクロブタをあにまるずの保護施設に連れ帰ることに成功。里親探しをすることになったのでした。
●ブタは犬猫のようにはいかない動物
3匹は全て去勢済みのオスで、年齢は2歳でした。ブタは2歳で成熟するため、おそらくこれくらいの大きさが最大だと思われるとのことですが、現状でも中型犬のコーギーくらいの大きさがあるそうです。
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ブタは食欲がすさまじい動物であり、食べ物をあげればあげるだけ食べてしまうので、すぐに太ってしまいます。そのため体調管理がとても大変であり、肥満になると病気や床ずれを起こし、ひどいと立てなくなってしまうこともあるのだとか。
施設から引き取った3匹については、少しやせているような感じではありましたが、しっかりと体調管理がされているように感じたそうです。また施設でたくさんの人にかわいがられていたため、人を怖がる様子もなかったのだとか。
昨今は一時的にやってきたマイクロブタブームで、ブタを飼う人が増えたとのこと。しかし想像以上に大きくなること、やんちゃで手に負えないことなどから、責任を放棄する人もまた増えているのだといいます。
ブタはやんちゃでわがままで奔放、キバや鼻で壁や床を破壊する、犬猫のようにはいかない動物です。あにまるずでもミニブタの「つくね」くんに何度も壁を貫通され、隣の部屋とつなげられた経験があるのだとか。しかしその自由奔放でわがままなところが、ブタのかわいいところでもあるのだと明かしました。
3匹に幸せになってもらえるように、すてきな家族を見つけなければ。それまではのんびりしていってねと、やさしく3匹を見守るあいるんさんとえーしさんなのでした。
●「3匹が幸せになることを願いたい」「最後まで責任を持ってあげて」の声
動画には「この3匹が幸せになることを願いたい」「ブームに乗せられて飼うのは止めて欲しい、最後まで責任を持ってあげて欲しいですね」「この子たちには何の罪もないから、いい里親が見つかればいいね」「水を飲んだりご飯を食べてる姿を見て生きてるんだと…命の尊さを感じてやみません」といった、たくさんのコメントが寄せられています。
動物たちの様子は、YouTubeチャンネル「あにまるず Animals」やX(旧Twitter/@airun1220)に投稿されています。
画像提供:YouTubeチャンネル「あにまるず Animals」
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