去年の元日以降、能登半島地震や豪雨で設けられていた石川県内の避難所がきょう、すべて閉鎖されました。
山崎正明さん
「きょう、あそこ（仮設住宅）へ行っても『あー良かった』という気持ちが無いんですよね」
去年9月の豪雨で自宅が土砂崩れに巻き込まれ全壊した輪島市内の山崎正明さん（77）。
長い避難所生活を終え、仮設住宅に移ることになりました。去年1月の能登半島地震で石川県では一時364か所の避難所が開設され、最大でおよそ3万4000人が避難生活をしいられました。
また、豪雨の被災者も仮設住宅に移るめどがたったとして、きょう最後の避難所が閉鎖されました。これで県内の避難所はすべて閉鎖されたことになりますが、被災者は不安を抱えたままです。
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山崎正明さん
「先が読めないというか、みんな言っている、我々の年代。もう80歳近い連中が、いまさら家を建てるという馬力もない。周りの人の応援もないという意識で自分だけで生きて行くしかない」
仮設住宅の入居期間は原則2年。被災者は今後、新たなすみかで恒久的な住まいの確保を目指します。
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