
日常の気になる疑問を解決!コスパがいい固形せっけんを上手に使い切るコツは?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。
知って楽しい!おもしろ雑学
Q.コスパがいい固形せっけんを上手に使い切るコツは?
A.泡や液状のせっけんと比べて洗浄力が高く低コスト。ただ、オリーブを含んだせっけんは管理方法を入念に。(木村石鹸工業株式会社 開発担当 多胡健太朗さん)
液体せっけんや、泡せっけんと比べ、泡立ちにくく、最後まで使い切るのが難しい固形せっけん。そこで、木村石鹸の開発担当、多胡健太朗さんに、固形せっけんの利点や上手に使い切るコツを聞いた。
「洗浄成分を水に溶かした状態の泡や液状のものと比べて、洗浄のもととなる脂肪酸ナトリウムが多くを占めているため、洗浄力が高いのが特徴です。また、価格も安く、持ち運びがしやすいという利点も」(多胡さん、以下同)
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とはいえ、水にぬれた状態で保管すると、せっけんが溶けてしまい、無駄になってしまうことも。ただ、
「ふだんの保管方法に気をつければ、上手に使い切ることが可能」と多胡さん。
「水がたまらないせっけん皿を使用することと、お風呂場など湿気が多い場所に置く場合は、こまめな除湿を心がけてください。あとは、洗顔せっけんに多く見られるオリーブを含んだものは要注意。オレイン酸が多いため、溶けやすい傾向にあります。管理方法は入念にしてください」
小さくなってからは、泡立てネットを使用して無駄なく使い切る。この際に注意したいのが、ネットの管理方法。
「使用後のネットはよく洗って、水けをしっかりきって保管してください。ぬれたまま放置しておくと雑菌が繁殖する可能性もあります」
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さらに気をつけたいのが水温だという。
「ステアリン酸という成分が入ったせっけんは、冷たい水だと泡立ちが悪くなることがあります。そのため、せっけんが小さくなり、泡立ちづらいときは、温水で使用すると泡立ちやすくなります」