『星つなぎのエリオ』(C)2025 Disney/Pixar. All Rights Reserved.ディズニー&ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』で、渡辺直美がUSオリジナル版と日本版の声優を務めることが決定した。
本作は、ひとりぼっちの少年エリオの壮大な冒険を描くファンタジーアドベンチャー。
この度声優に決定した渡辺直美が演じるのは、主人公エリオがたどり着くコミュニバースのメンバーのひとりで、平和を愛する惑星の大使・オーヴァ役。オーヴァはポジティブなエネルギーに満ちており、エリオの冒険を優しく見守る存在だ。
渡辺はUSオリジナル版オファーを受けたことについて、「めっちゃびっくりしましたよ!『そんなことある…!?』みたいな。日本では色々な作品で吹替声優をやらせていただいたことはありますけど、『え、アメリカの!?英語の!?』と。最初はびっくりしましたが、こんなに光栄なことはないので凄く嬉しかったです」と喜びを語った。
ディズニー&ピクサー作品のUSオリジナル版で日本人が声優を務めるのはピクサー・アニメーション・スタジオのクリエイター以外では初めて、さらに日本版声優も同時に務めるのは日本人初となる。
アメリカでの収録について、「私が発した言葉でオーヴァが形成されるんだという緊張感もありました。そして英語が大変でした。最初は猫被ったようなしゃべり方をしてたんですけど、監督が『もっと直美らしさを出していいよ!』と言ってくれてやりやすかったです」とふり返った。
オーヴァとの共通点について聞くと、「オーヴァの大きな目の部分が映像的というか、その時の感情によって表情が変わったりとか、喋る時もビビビビって動いたりとかするので、変顔でここまでやって来た私と似てるなというか(笑)顔だけで生きて来ている・・・いや、オーヴァはそんなキャラじゃないんですけど!(笑)表情豊かなところは似てるかなと思います」と、親近感を覚えている様子。
オリジナル版と同時に日本版の声も担当することについては、「不思議でした。自分の英語のセリフを聞きながら、日本語で収録するというのは初めての経験でした」と語る。
本作のテーマにちなみ、“ありのままの自分を受け入れてくれる存在”として「ファンの皆さん」と即答した渡辺。「いろんな表情をしている自分をいつも受け入れてくれて。しっかり仕事をしているところも、ちょっとポンコツなところ、天然なところも受け入れてくれる。色んなところを受け入れてくれているのがファンの皆さんだなと思います」と、ファンとの強い絆を語り、演じたオーヴァの大らかで優しい性格そのままのキャラクターを覗かせた。
監督陣は、「この物語は、人とどこか違うことで、時に孤独感を覚えることもあるが、その違いこそが私たちひとりひとりを唯一無二の輝きで照らしてくれるのだという力強いメッセージが込められた作品です。私たちそれぞれが異なる個性をもつからこそ他者と深くつながりあえること、自分自身をありのままに受け入れ、そして愛する大切さを教えてくれます」と作品に込められたメッセージについて語る。
さらに、「このメッセージが渡辺直美さん自身のこれまでの軌跡と完璧に一致していることに気がつきました。彼女は常に新しい環境で自分自身に挑戦し続け、自身の個性を守りながら、夢を追い求め、真に唯一無二の輝きを放つ人物です。その理由から、彼女がこのプロジェクトの理想的な選択だと感じました。」と渡辺をUSオリジナル版起用に至った理由を明かしている。
『星つなぎのエリオ』は8月1日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)