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千葉市若葉区の路上で近くの女性(84)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された中学3年の少年(15)が事件前、有毒植物「トリカブト」の種をインターネットで購入していたことが、捜査関係者への取材で判明した。少年は「家族を殺したかった」と供述しており、千葉県警は事件の動機や詳しい経緯を調べている。
千葉地検は27日、少年の鑑定留置を始めた。期間は9月1日までの約3カ月間。精神鑑定で事件当時の精神状態を調べ、刑事責任能力の有無を判断する。
捜査関係者によると、少年は事件前に2回、ネットのフリーマーケットアプリでトリカブトの種を購入していた。少年の家族が見つけて取り上げ、県警に相談していた。少年は「自由研究のため購入した」と説明し、県警は再度購入しないよう指導したという。
事件は5月11日夕に発生し、高橋八生(やよい)さんが背中を刺されて死亡。少年は「(殺すのは)誰でもよかった」「自分より弱い人を狙った」という趣旨の供述をしている。
県警は、少年が当初は家族を標的にしていたが、弱い人を対象に変えた可能性があるとみて調べている。【林帆南、高橋晃一】
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