ドコモ、住信ネット銀買収＝ＮＴＴとＳＢＩが資本業務提携

　ＮＴＴとＳＢＩホールディングス（ＨＤ）は２９日、資本業務提携したと発表した。金融分野のサービスや事業基盤の強化が狙いで、ＮＴＴ子会社のＮＴＴドコモが、ＳＢＩＨＤや三井住友信託銀行が出資する住信ＳＢＩネット銀行を買収し、銀行業に参入する。ＮＴＴはＳＢＩＨＤが実施する第三者割当増資を引き受け、発行済み株式の約８％を約１１０８億円で取得する。

　ドコモはＴＯＢ（株式公開買い付け）などにより、住信ＳＢＩネット銀の株式の３分の２弱を取得する方針だ。取得額は約４２００億円。ＳＢＩＨＤと三井住友信託銀がそれぞれ株式の３分の１強を保有しているが、最終的にドコモが三井住友信託銀以外の株式を保有する形となる。