電気メーター(資料写真) 電力大手10社は29日、6月使用分(7月請求分)の電気料金を公表した。発電用燃料である液化天然ガス(LNG)や石炭の価格が下落し、関西電力を除く9社で前月より値下がりする。引き下げ幅は標準家庭で77〜195円。
また、東京ガスなど都市ガス大手4社のガス料金も82〜110円安くなる。政府は7〜9月使用分の電気・ガス料金の補助を決めており、今後さらに値下がりする見通しだ。
電気料金の下げ幅が最も大きいのは沖縄電力で、使用量が月260キロワット時の標準家庭の場合、195円安い9361円。また、東京電力は127円安い8852円となる。
政府の支援策により、東電は7月使用分について520円、東京ガスは240円の価格抑制効果をそれぞれ見込んでいる。