
向こう一週間にかけて、本州付近は夏の高気圧に覆われるでしょう。真夏の空気が流れ込み続け、西日本から北日本は25日(金)にかけて高温傾向になる見込みです。レジャー日和ですが、猛烈な暑さと強烈な日差しに注意、警戒が必要になりそうです。
九州から東北は内陸を中心に連日猛暑日 北海道で4日連続の猛暑日か
今日19日(土)は東北北部で梅雨明けの発表があり、すべての地域で梅雨明けをしました。本格的な真夏のシーズンが始まり、全国的に暑さがレベルアップしそうです。
気象庁も昨日18日(金)に高温に関する情報を発表し、25日(金)頃にかけて猛暑に注意を呼び掛けています。この先一週間の気温の予想を見てみると、西日本や東日本だけでなく、北日本でも連日猛暑日になる所がありそうです。
山形では今日19日(土)に今年一番となる37.5℃を観測しましたが、あす以降も体温と同じくらいの猛烈な暑さが続くでしょう。北見では21日(月)から24日(木)にかけて4日連続の35℃以上の予想で、記録的な暑さになりそうです。
そのほか関東から九州でも、この先一週間は内陸を中心に身体に堪える暑さが続く見込みです。
月末にかけて夏が本気 東北や北海道を中心に平年よりかなり高い気温続く
月末にかけても九州から北海道にかけて、高温傾向が予想されています。気象庁の2週間予報によりますと、31日(木)にかけて、九州から関東の気温は平年より高く、東北から北海道では、平年よりかなり高いと予想されています。
真夏の強烈な日差しも加わるため、体感はさらに厳しいでしょう。屋外でのイベントや花火大会などが多いシーズンですが、昼夜問わず熱中症に厳重に警戒なさってください。
|
|
熱中症に厳重警戒 猛暑日地点は軒並み「危険レベル」
26日(土)までの熱中症情報を見てみると、猛暑エリアを中心にほとんどが「危険」レベルの暑さになっています。
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。