JR東日本の豪華寝台列車「四季島」=2017年4月、東京・上野駅 JR東日本は21日、新潟、長野方面へ30日から1泊2日で運行を予定していた豪華寝台列車「トランスイート四季島」のツアーを運休すると発表した。クルー6人が不祥事で担当から外され、運行に必要な人員を確保できなかったという。今後も影響が出る可能性がある。
子会社の「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」によると、6人は食堂車で料理を提供したり、ソムリエやバーテンダーの仕事をしたりするクルーで、2022年9月以降、品質チェック業務の範囲を超えて、夜間などに複数回にわたりワインなどを飲んでいたことが発覚。社内処分を受け、クルーの担当から外された。
四季島は17年5月に運行を開始し、スイートタイプの全17室で乗客は最大34人。動く高級ホテルとして人気を博し、今月30日出発分の予約はほぼ満席だったという。