「速度落とさずに衝突」静岡・沼津港の遊覧船事故、目撃の女性が証言

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2025年10月05日 20:00  毎日新聞

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毎日新聞

岸壁に衝突した遊覧船=近隣住民提供

 静岡県沼津市の沼津港の岸壁に遊覧船「ちどり」が衝突した事故で、ぶつかる瞬間を見ていた港で働く女性が毎日新聞の取材に応じ、「船は速度を落とさずに先端から岸壁にぶつかった」と語った。


 沼津港には外港と内港があり、遊覧船「ちどり」の船着き場は港の一番奥にあたる内港北側にある。内港を進む際は、どの船も速度を落とすが、遊覧船はそのままのスピードで内港に入ってきた。女性が「もっと速度を落とさないとまずい」と思っていると、近くにいた同僚らも異変を感じ、「あれっ」と声を上げた。


 女性らの目の前を通り過ぎた遊覧船は速度を維持したまま、船の先端からコンクリートの岸壁にぶつかった。「ドカーン」と大きな音が港内に鳴り響いた。その直後、「わー」という乗客とみられる叫び声が聞こえた。


 女性は「お客さんが乗り降りするので、普段は船体を岸壁に横付けする。速度を落とさず、先端からぶつかることはあり得ない。船のブレーキがきかなかったのか、船長の体に異変があったのか、いったい何が起きたのだろうか」と驚いていた。【遠藤浩二】



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