限定公開( 2 )
十分な調査がないまま同級生に対する「いじめ」の加害者にされ、不当な退学処分などを受けたとして、松山市の済美高校の元生徒2人が23日、同校に計約2000万円の損害賠償などを求める訴訟を松山地裁に起こした。
原告代理人らによると、2人は今年4月に入学後、6月上旬までに同級生との間でトラブルになった。トラブルを把握した同校は、関係者への聞き取りで「重大ないじめ案件」と認定。7月に元生徒2人を退学処分や自主退学処分にしたが、原告側は2人の言い分を聞くなど十分な調査が行われなかったとしている。
原告の保護者らが同日に記者会見を開き、「一方的に不当な処分を言い渡され、子どもの未来を奪われた」と主張した。同校は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」とした。【広瀬晃子】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。