「あだ名は“レジェンド”」血だらけで仕込みを続行…クマ返り討ちにした57歳ラーメン店員の“驚異の強さ”と“その後”

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2025年11月12日 16:10  web女性自身

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11月9日早朝、青森県内のラーメン店『麺工房てんや三戸店』に体長1メートルほどのクマが出没。ラーメンの仕込み中に襲われた男性従業員が怪我をしながらもクマを投げ返して撃退後にスープの仕込みを続けていたというニュースは、《凄!超職人》、《投げ返したってすごいですね》、《ご無事で何より》とSNSでも話題に――。



その時現場に居合わせていた『麺工房てんや三戸店』のオーナー・佐々木剛さんに、現場での一部始終とクマ撃退従業員の話を聞いた。



「うちのお店は朝ラーメンを朝6時からやっていまして、仕込みが朝5時頃なんですね。お店の裏側にスープの仕込み場があって、従業員がガス栓を開けに行ったら熊と鉢合わせた。その瞬間にガッと殴りかかってきたそうです」



体長1メートルとはいえ、まともに当たっていれば致命傷ともなるクマの剛腕はかろうじて顔面をかすった程度で済んだが、傷は瞼と鼻が切れて血が流れ続けていたという。



「私は開店準備で店に着いたのが5時半頃。両替機の準備をして店に入ると、厨房にいる従業員が血だらけで仕事をしていて驚いたんですよ。『どうした?』と尋ねると、『やられたが、投げ返した』と答えたんです。最初は何のことか分からず詳しく聞くと、『犬の大きいやつかと思ったらクマだった』と……。



クマは店正面の国道4号方面へ逃げたというけれど、血は止まらずタラタラ流れているし『病院に行こう』と話したんですけど、本人は『大丈夫、大丈夫。お店開けないと』と(笑)。



『いやいや熊だし、ばい菌入ったらそのほうが大変だから』としばらく説得して、ようやく私が救急車を呼んだんですよ。右の瞼と鼻を縫うほどの怪我ですから顔も腫れていますし、今は自宅待機で通院しています」



実はこの従業員は、1年ほど前に入社したばかりの57歳の脱サラの男性で、元透析専門病院に勤めていた医療のスペシャリストだという。



「ずっと医療従事者として働いていたようですが、定年前に今後は好きなラーメンの仕事をしたいと入社してくれたんです。とにかく真面目な男でね。あだ名は“レジェンド”って言うんですよ(笑)。今までいろんな局面を見てきた人生のベテランのような人なので、そういうあだ名になったんですが、もともと学生時代は野球をやっていました。身長は160センチほどですが、体格はがっしりしているんです。格闘直後の緊張状態もあったと思うんですが、元医療従事者だったこともあって、血や傷に知見があるからなのか、自分でこの程度なら大丈夫と冷静に仕込みを続けていましたね」



現在お店は臨時休業中だ。この日に仕込んでいた食材は系列の『麺工房てんやわんや』で提供を続けたという。



「三戸店の裏は畑で隣は幼稚園です。事故のあった日は日曜だったから幼稚園がお休みでよかった。青森のニュースとかで、クマのことは話題になっていましたけど、まさかですよ。とにかくクマも捕まっていませんし、今はお店の周りにクマ除けの柵を作る準備をしていて、それが完成するまではお店は開けられないです。麺の仕込みは夜中なんですが、このままでは怖くて近寄れないですから……。他の従業員やバイトさんは系列店で働いてもらっているんです」



お店が再開できる日はいつになるのか――。

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