米ニューヨーク証券取引所(AFP時事) 【ニューヨーク時事】12日のニューヨーク株式市場は、米政府機関閉鎖の収束が確実視される中、景気下押しリスクへの警戒感が和らぎ、4営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比326.86ドル高の4万8254.82ドルと、2日連続で史上最高値を更新して取引を終えた。終値として初の4万8000ドル台に乗せた。
一方、巨額の人工知能(AI)投資に対する懸念に押され、ハイテク株中心のナスダック総合指数は61.84ポイント安の2万3406.46で引けた。
米連邦議会上院は10日、過去最長となった政府閉鎖を終了させるつなぎ予算案を可決。12日午後に下院でも採決が行われるため、政府再開に向けて前進するとの受け止めが広がった。
外国為替市場の円相場は、朝方に一時1ドル=155円05銭を付けた。155円台は2月4日以来、約9カ月ぶりの円安・ドル高水準。米経済の先行きに対する懸念が後退するとの見方から、円を売ってドルを買う動きが優勢となった。
午後5時現在は1ドル=154円75〜85銭と、前営業日10日の同時刻比65銭の円安・ドル高。対ユーロは1ユーロ=179円32〜42銭と、1円24銭の円安・ユーロ高。