「女性と遊びたかった」　偽造免許証で12歳サバ読みか　67歳逮捕

　年齢を偽るために偽造した運転免許証の画像を交際相手に送ったとして、千葉県警柏署は21日、東京都江戸川区の会社役員の男性（67）を偽造有印公文書行使の疑いで逮捕した。男性は昭和33（1958）年生まれだが、偽造免許証には昭和45（1970）年生まれと記載していた。

　逮捕容疑は6月21日、交際中の40代女性に、偽造免許証を撮影した画像を、無料通信アプリ「LINE（ライン）」で送ったとしている。

　柏署によると、男性は2024年9月に40〜57歳の条件で参加できる婚活パーティーに、実年齢より12歳若い「54歳」と偽って参加。そこで出会った女性と交際を始めた。

　その後、女性が男性の財布の中に入っていた運転免許証をこっそりと見ると、「昭和33年」生まれと記載されていた。女性が問い詰めたところ、男性から偽造した運転免許証の画像が送られてきたという。女性は今年7月に柏署に相談した。

　柏署の調べに対し、男性は容疑を認めて「女性から年齢を疑われて、今までついてきたうそがばれたくなかった」「いろいろな女性と遊びたかった」と話しているという。

【林帆南】