米誌タイムの「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)号の表紙。タイム誌提供(AFP時事) 【ニューヨーク時事】米誌タイムは11日、毎年恒例の「今年の人」(パーソン・オブ・ザ・イヤー)に、人工知能(AI)関連企業のトップら「AIの設計者」を選んだと発表した。人々の生活を一変させる決断を下し、「AIは核兵器の登場以来、大国間の競争において、恐らく最も影響力のあるツールとなった」と指摘した。
選出理由について同誌のジェイコブス編集長は、「今年AIを構想し、設計し、構築した人々ほど大きな影響を与えた人物はいない」と説明。生成AIサービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)や半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアンCEO、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長らを挙げた。