「未解決」象徴アパート、今後も保存=DNA捜査法制化に決意新た―99年主婦殺害

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2026年03月06日 07:31  時事通信社

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高羽悟さんが借り続けている妻が殺害されたアパート一室=2020年2月、名古屋市西区
 名古屋市西区で1999年、高羽奈美子さん=当時(32)=が殺害されたアパートは、夫の悟さん(69)が借り続け未解決事件の象徴ともなった。事件は安福久美子容疑者(69)の起訴で節目を迎えたが、悟さんはDNA捜査の法制化を国に働き掛けるため、今後も保存する意向だ。

 「これは犯人の血です」。奈美子さんを亡くして数年後、悟さんは玄関の血痕が容疑者のものだと初めて知ったという。「ここには知らない情報があるかもしれない」と現場保存を決意。家主の理解も得てこれまで2200万円余りを投じた。

 昨年10月、安福容疑者が逮捕された際は、他の未解決事件の遺族から「勇気をもらった」との声が届いた。悟さんは「『執念だね』と言ってくれるが、自分ができることをコツコツ積み重ねてきただけ」と話す。

 殺人事件の被害者遺族でつくる「宙(そら)の会」の活動に長年携わり、2010年には凶悪事件の公訴時効撤廃を実現させた。次なる目標はDNA捜査の法整備という。悟さんは「目撃証言を基にした似顔絵が似ていないばかりに逮捕まで26年かかった。遺伝子情報からモンタージュ(似顔絵)を作れば解決が早まるはず」と訴え、「アパートは会にとってもシンボルのような存在。他の遺族のためにも法制化実現まで借り続ける」と決意を新たにしている。 

このニュースに関するつぶやき

  • 建替えの時どうするんだろう。 切り取って再配置とか??
    • イイネ!1
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