米OpenAIのサム・アルトマンCEOは4月11日(現地時間)、個人のブログで、The New Yorkerによる同氏に関する記事や自宅への火炎瓶投げ込み事件について語った。The New Yorkerの長編記事は、AI業界で絶大な影響力を持つアルトマン氏の特異な経営手法や、周囲を丸め込む比類のない説得力について掘り下げたものだ。同氏のビジネスの才覚を高く評価する声がある一方で、かつての同僚からは同氏に「人を欺くパターン」があり、人類の存亡に関わる技術を託すには危険だという警告も出されており、同氏の光と影を描き出している。
さらに同氏は、AI業界内で繰り広げられている激しい覇権争いについて、「ロード・オブ・ザ・リング」などに登場する「Ring of Power」(権力の指輪)の力学を引き合いに出して言及した。AGI(汎用人工知能)の可能性を目の当たりにすると、人々は「自分がAGIをコントロールする存在になる」という考えに取り憑かれ、常軌を逸した行動をとるようになると分析している。この問題への唯一の解決策として、アルトマン氏は技術を広く人々と共有し、民主的なプロセスによる主導権を維持することで、「誰も指輪を持たないようにする」ことの重要性を強調した。