学校の教室(写真はイメージ) 名古屋市立小元教諭和田(旧姓森山)勇二被告(42)を中心とした教員グループによる盗撮共有事件で、被害に遭った児童は延べ75人以上に達した。教え子を性的欲求のはけ口とし、互いに投稿した画像や動画を称賛し合ううち、行為は過激さの度を増した。
「子どもたちの長い人生にどんな影を落としたのかと思うと、本当に申し訳ない」。被告人質問で、和田被告はこう謝罪した。
きっかけは2021年ごろ、SNSで同じ性的嗜好(しこう)を持つ教員2人と知り合ったことだという。秘匿性の高い通信アプリで連絡を取り合い、24年8月までに7人のグループができた。和田被告は「宿題などを話題にすることが専らだったが、メンバーの過激な投稿を機にグループも変わっていった」と振り返った。
盗撮行為は授業中や給食時間、校外学習、着替えの最中などに及び、グループチャット内で顔写真をさらされた児童もいた。
「教員生活は人生のすべて」という和田被告。「罪悪感を抱きつつも投稿を称賛するメッセージを送り助長した」と述べ、「まずい方向に向かっていると思っていたが、グループを解散しようとは思わなかった。つながりを失いたくなかった」と語った。