
2025年の秋ごろから子どもだけでなく大人までを魅了し、社会現象を巻き起こしていた『ボンボンドロップシール』。ぷっくりとした立体感とレジンのような透明感が大ヒットし、全国の文具店に大行列ができたのは記憶に新しいところ。現在は一時より入手しやすくなったようで、ブームは少し落ち着いてきた。
ブームを巻き起こす『目印アクセサリー』
そんな今、新たに熱狂的なブームを巻き起こしているのが『目印アクセサリー』と呼ばれるモノ。
シリコン製のリングにキャラクターのチャームがついた構造で、ビニール傘の持ち手やペットボトルなど、身の回りの物に“自分の目印”として簡単に付けられるキーホルダー。最近ではSNSを中心に、リップクリームや電子タバコにお気に入りのチャームを付けた写真をアップするのが大流行している。
「目印アクセサリー自体は2020年ごろからあり、バンダイが『めじるしアクセサリー』として商標登録し、主にガチャガチャ(カプセルトイ)で展開されていました。それが今年5月のゴールデンウィークあたりから爆発的なブームになっており、人気キャラクターのものはどこに行っても“品切れ”状態が続いているのです」(ワイドショースタッフ)
5月20日、都内・池袋にある『ガチャガチャの森 池袋サンシャインシティアルタ店』では、人気キャラクター『ちいかわ』のカプセルトイ『ちいかわ めじるしアクセサリー3』など一部商品を整理券制で販売したところ、平日にもかかわらず人が殺到。
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すると、ガチャガチャの森は公式Xで、
《本日の整理券配布ですが、整列について従業員の指示を聞いていただけない方が多数発生、従業員が危険と判断したため中止しています》
と発表する事態に。別日に予定されていた整理券配布もすべて中止となり、整理券が配布予定だった商品は、抽選販売へと変更された。
カプセルトイ人気のワケ
人気キャラクターの目印アクセサリーは、フリマサイトでも転売される事例が相次いでいる。
こうした目印アクセサリーの人気ぶりについて、カプセルトイ市場の調査などを行う、一般社団法人日本カプセルトイ協会に話を聞いてみた。
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「『めじるし仕様』の商品が人気になっているのは2年ほど前からです。現在カプセルトイの仕様の中では一番人気があり、種類も多いため、売上が伸びています」
人気商品の品切れ状態が続いているのは、カプセルトイの生産体制が関係しているという。
「カプセルトイは、いわゆるバックオーダーができない“完全受注生産システム”で生産されており、昨今の国際事情も加わり、3〜4か月前に発注をして、その発注数しか生産がされません。そのため、予測を大きく上回る需要が発生しても、次の生産には、また3〜4か月かかることになります」(日本カプセルトイ協会の担当者、以下同)
では、なぜ今、目印アクセサリーが熱狂的な人気を集めているのか。
「インフレ局面の中、物販品の中では比較的安価であること、ランダム排出という特性、完全受注生産制など、カプセルトイ特有の事情が相まって現在の状況を生んでいると思われます」
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品薄がさらなる人気を呼び、大人が平日の池袋で押し寄せるほどの社会現象となっている目印アクセサリー。「今を逃したら、二度と手に入らないかもしれない……」という焦燥感に急かされるのかもしれないが、ブームの渦に自分自身が迷子になってしまわないよう、心にもしっかり“目印”を立てておいたほうがよさそうだ。
