札幌地裁=札幌市中央区 北海道江別市の公園で2024年、大学生長谷知哉さん=当時(20)=が6人から集団暴行を受け死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われた当時16歳の少年の裁判員裁判の公判が19日、札幌地裁(高杉昌希裁判長)であった。検察側は「責任は軽微とは言えない」として懲役10〜15年の不定期刑を求刑した。
6人のうち3人の公判が先行し、川村葉音被告(21)は無期懲役、当時18歳の滝沢海裕被告が懲役20年を求刑されている。25日にそろって判決が言い渡される。
この日の公判で検察側は、少年が犯行を主導したとは認められないものの、自ら長谷さんを暴行する場面もあったと指摘。頭髪を燃やされた長谷さんを「これ花火だ」と嘲笑したと非難した。
弁護側は、従属的で「精神的未熟さがあった」とし、懲役5〜10年の不定期刑が相当と訴えた。
起訴状によると、少年は24年10月25〜26日、5人と共謀し、江別市の公園で長谷さんを暴行。現金やクレジットカードを奪い、長谷さんを外傷性ショックで死亡させるなどしたとされる。