宇城市役所で給水を受ける女性=7月29日、熊本県宇城市 熊本県で最大震度7を観測した地震から7日目となる3日、被災地では県内で観測史上初となる最高気温40度の酷暑が予想されている。現在も8500人以上が避難生活を続ける中、県は被災者をホテルなどで受け入れる2次避難の受け付けを新たに開始。宇城市と氷川町では仮設住宅の建設も始まる。
県災害対策本部によると、2日時点で、災害との関連調査中も含めて死者は38人。このうち熱中症で死亡したとみられる70代女性は、今回の地震で初となる災害関連死の疑いがある。
住宅被害は4213棟、断水は約4万6700戸で確認。開設された206カ所で8480人が避難生活を続けるが、ほかに車中泊を続ける自主避難者もいる。
県内の被災地では、最高気温が35度以上の危険な暑さが続いている。県はこうした状況を踏まえ、宇土市、宇城市、八代市、氷川町にあるホテルなどの宿泊施設へ被災者に避難を促す「ホテル避難」の受け付けを新たに始める。
県によると、今回の地震によるすべての被災者が対象で、3日から避難所でチラシを配布し、申請フォームから登録できるようにする。ホテルや旅館側の受け入れが決まれば、早ければ4日から入居が可能になる見通し。
今後はコールセンターの設置も進めるといい、木村敬知事は2日、「できるだけ早く入れるように準備を進める」と報道陣に話した。
また被害が大きかった宇城市と氷川町では、応急仮設住宅の建設も始める。宇城市に50戸、氷川町に20戸整備し、9月以降に入居可能になる予定という。