アニメ「響け!ユーフォニアム」改変に原作者コメント「アニメはアニメ、小説は小説で楽しんで」

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2024年06月25日 11:35  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

武田綾乃氏(2021年4月撮影)

アニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズの原作者、武田綾乃氏が25日までにX(旧ツイッター)を更新。同アニメをめぐる原作の改変についてコメントした。


同アニメは、吹奏楽に打ち込む高校生たちの姿を描いた武田氏の同名小説が原作。4月からシリーズ最終章となる第3期がNHK Eテレで放送されている。23日に放送された12話では原作とは異なる内容が描かれ、SNS上には困惑した原作ファンの不満の声も少なからずあがった。


12話放送後、シリーズ構成を手掛ける脚本家で作家の花田十輝氏は自身のXで「原作と異なる展開を承諾してくださった石原監督、コンテの小川副監督、スタッフの皆様、そして何より原作の武田先生、ありがとうございました」と関係者らに感謝し、「次回、ファイナルです。よろしくお願いします」と呼びかけたが、一部ファンからは「改変には賛成できません」「原作ルート捻じ曲げて良かった人もいれば悲しむ人もいることを忘れないでください」といった声も寄せられた。


原作者の武田氏は12話の内容について「原作を既に読んでいる方は大変驚いたかと思います アニメはアニメ、小説は小説として、一作品で違った味を楽しんで頂ければ…!」との思いをつづっていたが、その後の投稿で「私が発した記憶がない言葉が事実のように一部で拡散されているのが気になっています(悪気があるわけではないと思うので発信者の方を責めるのはやめてください)」と言及した。


原作の改変について「私のスタンスなのですが、アニメはアニメで独立した作品としてとても素晴らしいものを作ってくださいます・原作小説をリスペクトした上で再構築してくださっていますし、私の許容範囲を超えている部分は意見をお伝えして脚本に反映してもらっているのでこちらも安心&納得してお任せしています!…という感じです」と説明し、「『アニメはアニメ、小説は小説で楽しんで欲しい』という言葉に尽きるので、ご理解いただけますと幸いです」とあらためて呼びかけた。

このニュースに関するつぶやき

  • 私は原作読んでたから、驚いた。だが最終回をどう纏めるかめっさ気になるでしょ。だから感想は最後までとっておけばいい。出崎統作品とか改変が良いほうになったことも逆もあったし。
    • イイネ!27
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