「コメには虫がわきます」「知らない人が多くびっくり」→虫がわいたらどうすれば? 農林水産省のQ&Aが話題

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2025年06月03日 15:00  まいどなニュース

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コメ ※写真はイメージ(JUNxxx/stock.adobe.com)

 夏を前に気温が上昇し、ネット上では家庭でストックしていた精米に黒くて小さな虫がついているという話題を見かけるようになりました。先日は、神奈川県の海岸に虫がついた玄米が不法投棄されるというショッキングな出来事も。一般的に、気温が20度を超えるとコメにつく害虫の活動が活発になるといわれています。しかし、コメに虫がつくことを知らないという人もおり、SNS上では「米に虫がわきました」「米に虫とか知らなかった」などの声が散見されます。

【虫が苦手な方はご注意を】コメの上に小さな黒い虫が

「虫がわいたらどうすれば?」

 そんな中、農林水産省の公式サイトが過去に掲載していた、虫がわいたときの対処法がわかりやすいと注目を集めています。

 農林水産省公式サイトにある「消費者の部屋」。消費者からの過去の相談事例がQ&A形式で紹介されています。

 その中の一つ、「買い置きしていたお米に虫がわいていたが、どうすればいいですか」。

 コメの主な害虫として、ノシメマダラメイガやコクゾウムシを紹介し、見つけたときの対処法について、次のように答えています。

 「ベランダといった日光の当たる場所で清潔な紙にお米を広げ、害虫をできる限り取り除くと良いでしょう。ただ、あまり長い時間をかけすぎるとお米が乾燥してしまうので、注意が必要です。また、炊飯時にお米をとぐことで、小さなコクゾウムシなどは除去できます。しかし、人によっては、虫のわいたお米でアレルギーを起こす場合もあります」(同ページから)

 さらに注意したい食材としては、「小麦粉」や「パスタ」も挙げています。

 「知らないうちに、それらを餌に屋内で増え、その後お米の保存容器に移動するケースも十分考えられます。万全な予防のために、お米の害虫の発生源となるこれらの食品についても、しっかり密封し、屑にも気をつけ、屋内と米保存容器の清潔を保つことが必要です。また、ノシメマダラメイガの幼虫はビニールくらい簡単に食い破る能力があるので、ビニールに密封しただけでは完璧とはいえません」(同ページから)

基本的な保存期間&方法は?

 コメの保存期間は「長期保管を避け、約1か月で食べきることがおすすめです」。保存方法としては、「日光の当たらない、低温で温度変化の少ない場所が適当です。どうしてもお米の害虫が気になる場合、冷蔵庫の野菜室に厚手のビニールに包み保管すると良いでしょう。お米の害虫は15度以下になると活動が鈍り、増殖できなくなります」とアドバイスしています。

 SNS上には、虫害について注意を呼びかける人が多く、「コメには虫がわきます」「お米用の防虫剤売ってますよ」「米びつも清潔にして」「冷蔵庫保存がいいですよ」「お米の保存方法を知らない人が多くてびっくり」などの声が。また、同ページを読んだネットユーザーからは、「予備知識として知っておきたい」「1カ月で食べ切れる量に」「買いだめはよくない」などの声も上がっています。

殺虫剤メーカー「そろそろ姿を」

 金鳥ブランドで知られる「大日本除虫菊」(本社、大阪市西区)は5月27日、公式X(@KINCHO_jp)を更新。「お米の虫の注意報!長く保管していたお米から、コクゾウムシなどお米大好きな虫たちが、そろそろ姿をあらわす頃です。精米は、買ったら早めに消費しましょう。保管にはお米用の防虫剤を」と呼びかけています。

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このニュースに関するつぶやき

  • 冷蔵庫を大型化するなら米びつ容器とスペースを作っても良いんじゃないかと思う。
    • イイネ!16
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