お得?「ワンプレート冷食」急成長の裏に企業努力!“温めムラ”抑えるために器や盛り付けに工夫【Nスタ解説】

53

2025年10月14日 20:36  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

冷凍食品の消費額が過去最高の1兆3000億円を突破する中、今、急成長している「ワンプレート冷食」。「321円〜」とワンコインで買えるウラには企業の驚きの技術があるようです。

【写真を見る】「ワンプレート冷食」温めムラを抑える“器”

急成長「ワンプレート冷食」販売額130億円

出水麻衣キャスター:
ごはんとおかずがセットになった冷凍食品、「ワンプレート冷食」の2024年の販売金額は、2017年と比べて約12倍の130億円となりました。(インテージ調べ)

冷凍食品といえばの「たこ焼き」を超えるまでになっています。

そんな中、冷凍食品を扱うメーカーは、、秋に向けて新商品を発売しています。

【ワンプレート冷食 9月から発売 秋の新作】
●ニチレイフーズ
「三ツ星プレート(R) 回鍋肉&麻婆麺(490円〜)」
●ニップン「よくばりプレート ヤンニョムチキン&4種具材の旨辛ビビンバ(460円/※番組調べ)」

お手ごろで楽ちん『チンして、はい!』

街の人にも「ワンプレート冷食」について聞きました。

30代
「テレワークで家にいるとき、冷凍庫から出して(食べる)。チャーハンとか油淋鶏とか。1個の商品で1食済ませられるのがいい」

50代
「ジムに通い出して、昼は(パーソナルジムの)ワンプレート冷食を食べます。自分だとなかなか品数を増やせないので便利だなと」

50代
「時間がなくて子どもに食べさせるときとか、『チンして、はい!』って。習い事に行く前にちょっと食べていったりするのにいいかな」

20代
「高くないのと、お手ごろで楽なんで。(ストックは)今2個あります」

市場拡大…“和食系”登場&コロナ禍も影響

出水キャスター:
人気の背景について、インテージ市場アナリストの木地利光さんは、主食とおかずがセットになっていることで、▼別々に温めなくてもOK、▼手間がかからずゴミ捨てが楽、▼もう一品欲しい時に便利な点をあげています。

さらに、コロナ禍で売り上げを伸ばしていて、外食が難しい時期に、▼栄養バランスに配慮したものが登場したことで、健康を意識するようになり、▼和食系が登場したことで市場が一気に拡大したとみられています。

ごはんもおかずも美味しく…「器」「盛り付け」もカギ

「ワンプレート冷食」ブームの火付け役となったのが2018年に発売された、ニップンの「よくばり御膳 鶏めしとチキン南蛮」です。

ニップンの本格和食「よくばり御膳」シリーズには、栄養バランスを配慮した、▼満足感のある五目ご飯、▼鶏肉と5種類の野菜(100g)がワンプレートになった商品もあります。

人気のきっかけになったのは「器」開発の努力です。

ニップンによると、「仕切りの隅を斜めにカットするなど、角をなくしたプレートにしたことで、温めムラを抑えられる」というのです。

さらに、▼ごはんは解凍後、乾燥しやすいため加水量を調整、▼熱が伝わりやすい外側に鶏肉とポテトを配置したということです。

同じ温め時間で、ごはんもおかずも美味しく食べられるプレート開発がカギになったようです。

イオンのPB「321円」のワンプレート冷食 “大手”のスケールいかし

スーパーのイオンではプライベートブランドからワンプレート冷食「五目ごはんと鶏肉の黒酢あん」を321円で販売しています。

なぜ安く提供できるのか?担当者は「イオンのスケールメリットをいかした原材料の一括調達などで可能になった」としています。

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • 電子レンヂで、調理しると、GUNに、なるぜ (* `Д´)ノ
    • イイネ!2
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(39件)

ニュース設定