子どもの額に「肉」マークをサインする「キン肉マン」原作担当の嶋田隆司さん(左)=13日午後、熊本県美里町 7月の熊本地震で震度6強の揺れに襲われた熊本県美里町で13日、人気漫画「キン肉マン」(ゆでたまご作)の原作担当、嶋田隆司さん(65)を招いたサイン会が開かれた。子どもらは「うれしかった」などと笑顔を見せた。嶋田さんは「キン肉マンなので『助けに行かないと』という心情だった。これからも支援活動を続けていきたい」と力を込めた。
地震でアトリエなどが被災した同町の画家瀧下和之さん(50)がゆでたまごと企画した。瀧下さんは2022年、知人を介して嶋田さんと知り合い意気投合。コラボ作品などを制作し、今年4月には10年前の熊本地震復興企画展を開催していた。
サイン会は主人公の正義超人キン肉マンの額のトレードマーク「肉」を書いてもらう企画で、会場の自治会集会所に住民ら約30人が詰め掛けた。女児(9)は嶋田さんから額にペンを入れてもらうと、「うれしかった」と笑顔。子ども2人を連れた荒竹由紀さん(49)も「地震で落ち込んでいたが、ハッピーな気持ちになった」と目尻を下げた。
瀧下さんは「被災者の額に書くのは失礼なんじゃないかとの意見もあったが、力が湧くのでお願いした。子どもたちの反応を見るとやってよかった」と話した。

サイン会を企画した「キン肉マン」原作担当の嶋田隆司さん(左)と画家の瀧下和之さん=13日午後、熊本県美里町

キン肉マンのトレードマーク「肉」を額にサインしてもらった子どもら=13日午後、熊本県美里町