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コンクリート詰めにした遺体を大阪府八尾市の集合住宅に遺棄したとして、無職の男性(41)が逮捕された事件で、大阪府警は6日、交際相手で無職の柴田朱里容疑者(36)を死体遺棄の疑いで逮捕した。「コンクリートの中に遺体が入っているとは知らなかった」と容疑を否認しているという。
府警はコンクリート詰めにされた子どもとみられる遺体が入った衣装ケースを集合住宅の一室に隠したとして、無職の飯森憲幸容疑者を1日に逮捕。柴田容疑者は一緒にケースを現場に運び込んだと認めていたが、府警は中身を知らなかったとみて逮捕をいったん見送っていた。
府警捜査1課によると、飯森容疑者の「(交際相手は)コンクリートの中に遺体があることを知っていた」という趣旨の供述について、捜査で裏付けられたことから柴田容疑者の逮捕に踏み切った。
柴田容疑者の逮捕容疑は、飯森容疑者と共謀して2024年11月ごろ、集合住宅の一室に遺体を遺棄したとしている。
2人は大阪市平野区の柴田容疑者の母宅に同居。20数年前から交際しているという。
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遺体は飯森容疑者の80代の父が一時暮らしていた集合住宅の部屋で見つかった。衣装ケースは、父がこの部屋に入居する前に住んでいた、約200メートル離れた別の集合住宅に置かれていたとみられる。飯森容疑者は「現場まで柴田容疑者と一緒に台車で運んだ」と話しているといい、府警は当時の詳しい状況を調べる。
司法解剖で遺体は6〜7歳の女児と推定され、何者かに暴行を受けて約18年前に死亡したとみられる。飯森容疑者は「遺体は自分が預かった姉の娘だ。十数年前の7歳ぐらいの時にしつけでたたいたら、翌朝冷たくなっていた」と説明している。【林みづき、斉藤朋恵】
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