ファレル・ウィリアムス×モーガン・ネヴィル監督インタビュー風景=映画『ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース』(4月4日公開) (C) 2024 FOCUS FEATURES LLC マクドナルドのCMで流れるあの「タラッタッタッター」というジングルの製作者でもある世界的な名声を誇るクリエイター、ファレル・ウィリアムス。音楽界のみならずポップカルチャー界で最も革新的な存在である彼の人生を、レゴのアニメーションで表現した映画『ファレル・ウィリアムス:ピース・バイ・ピース』が4月4日より全国公開される(配給:パルコ ユニバーサル映画)。
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ファレル・ウィリアムスといえば2013年のアニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一髪』の主題歌に起用され、世界的大ヒットを記録した楽曲「ハッピー」を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、彼の音楽業界での活動のスタートは歌手ではなく音楽プロデューサーであることはご存知だろうか。
プロデュースユニット、ザ・ネプチューンズの一員として1992年にプロデューサーデビューし、ブリトニー・スピアーズの「アイム・ア・スレイヴ・フォー・ユー」で一躍人気プロデューサーとなった。その後もグウェン・ステファニーの「ホラバック・ガール」や、ジャスティン・ティンバーレイクのヒット曲「ガールフレンド」など、ジャンルにとらわれず、プロデュースした曲を挙げたらキリがない。日本では電子音楽デュオのダフト・パンクとのコラボで歌手としても参加した「ゲット・ラッキー」がよく知られている。
そんな音楽分野でたぐいまれなる才能を発揮する一方、ストリートとラグジュアリーを融合させた唯一無二のファッションでファッションリーダーとしても多大な影響力を持ち、自身のファッションブランド「ビリオネア・ボーイズ・クラブ」を日本を代表するデザイナーNIGOと立ち上げている。
2019年には「シャネル」とのコラボレーションでカプセルコレクションを発表し、23年には、「ルイ・ヴィトン」のクリエイティブ・ディレクターに就任。当初は、音楽業界で活躍する彼に務まるのかと不安な声が上がっていたが、完成度の高いコレクションを披露し、見事に成功を収めている。
音楽、ファッション、ポップカルチャーの枠を超え、常に新たな道を切り拓いてきたファレル・ウィリアムス。そんな彼の人生を、レゴというユニークな視点で描いた本作は、彼の創造力の源泉をひも解く貴重な一本となるだろう。
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