【箱根駅伝】青学大・絶対的エース黒田朝日「ジョーカー」に? 補欠に回し当日変更で5区出走か

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2025年12月29日 20:00  日刊スポーツ

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青学大・黒田朝日(25年12月撮影)

第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)の区間エントリーが29日に発表された。


今回“5強”と呼ばれる優勝候補はそれぞれ実力者を配置した一方、エース級を補欠に回す「陽動作戦」にも出た。大会初の2度目の3連覇を狙う青学大の主将・黒田朝日(4年)、7区区間記録保持者の駒大・佐藤圭汰(4年)はいずれも当日変更か−。21チームの戦いはすでに始まっている。


   ◇   ◇   ◇


史上初となる同一チーム2度目の3連覇を目指す青学大は絶対的エース黒田が「ジョーカー」となりそうだ。3年連続の花の2区の出走が見込まれていたが、原晋監督(58)は補欠に回し、当日変更での勝負を仕掛けることにした。


前回2区は従来の区間記録を塗り替えて日本人歴代2位のタイムをマーク。さらに2月の大阪マラソンでは学生記録も樹立し、11月のMARCH対抗戦(1万メートル)では27分37秒62のチーム歴代トップとなった。


「学生界の駅伝であればNO1。どのような状態でも彼は今の状態の力を100%発揮できる」と指揮官も太鼓判を押す逸材だ。


チームは10月の出雲駅伝7位、11月の全日本大学駅伝は3位と今季は無冠。前回箱根2連覇に貢献した4年生6選手が抜けた。とりわけ、若林宏樹と野村昭夢(住友電工)の両OBが区間新を打ち立てた山登り5区と下りの6区は、今回の青学大にとっては最大のヤマ場だ。


原監督も「山登りでブレーキを起こすと、区間賞から区間10位でかなりタイムに開きが出る」と言う。


今回は黒田以外の選手の好走に期待を寄せて「輝け大作戦」を発令。特殊区間には「秘密兵器」と称した5区松田祐真、6区石川浩輝の両1年生を配置した。


しかし、5区には「山の名探偵」こと早大工藤がすでに置かれており、駒大も補欠に回った経験者の山川が控えるなど激戦も予想される。過去11年で8度の優勝を誇る青学大だが、そのうち3度は山登りで順位を落とし優勝を逃した。


そのため、黒田がクライマーとなる可能性もゼロではない。「誰にも負けない強みは、レースで当てる力」と話していたエース。「戸塚の壁」か、それとも「天下の険」か−。来年1月2日に「朝日」がどこを登るかに注目だ。【泉光太郎】

このニュースに関するつぶやき

  • 箱根駅伝、好きな人には悪いけどアレの何が面白いのか全く理解不能。しかも当日は肝心な時に第一京浜が通行止めになるとか横断できないとか迷惑でしかない。駅伝の話題を振ってくるヤツもウザい
    • イイネ!2
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