ワールドカップ(W杯)歴代最多得点記録を誇る元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼが、現役生活にピリオドを打つことが明らかとなった。ドイツ誌『kicker』日本語版が11月1日に伝えた。
クローゼは、4大会連続出場を果たした2014年のブラジルW杯で2ゴールを記録。W杯通算記録を16得点に伸ばし、元ブラジル代表FWロナウド氏(15ゴール)が持っていた歴代最多得点記録を更新していた。同大会を最後に代表のユニフォームを脱いだ38歳のクローゼは、昨シーズン限りでラツィオとの契約を満了。その後はフリーの状態が続いていた。
今後はドイツ代表で、A代表とユースに従事しながら、監督ライセンスの取得を目指していく模様。11日に行われるロシア・ワールドカップ欧州予選のサン・マリノ代表戦で、再びその姿を目にすることになる。
クローゼはDFB(ドイツサッカー連盟)を通じて、「ドイツ代表で僕はこの上ない成功を収めることができた。本当に素晴らしい時間であり、決して忘れることなどできないよ。ぜひドイツ代表に戻りたいと思ったんだ」と説明。この数カ月のうちに「ピッチに留まりたい」と改めて確信を覚えたとのことで、「もっと試合を経験して、戦術的面ももっと学んでいきたい。これは現役時代にもとても興味があったことなんだ」と言葉を続けた。