JR東日本、南武線209系最後の1編成も置換え - 川崎〜立川間すべてE233系に

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2017年01月26日 16:54  マイナビニュース

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JR東日本横浜支社は26日、南武線川崎〜立川間で最後の1編成となっていた209系をE233系に置き換えると発表した。あわせて南武線川崎〜登戸間の開業90周年を記念した各種イベントを実施することも発表された。


南武線川崎〜立川間では、2014年10月から新造車両E233系(8000番台)による営業運転が始まり、2014年度に16編成、2015年度に19編成を導入して205系・209系を置き換えた。同区間で活躍した205系は2016年1月に引退し、209系も現在は1編成(編成53番)を残すのみに。この編成は1994年7月に新製され、京浜東北線で活躍した後、転属改造工事を経て2009年7月から南武線での営業運転を開始したという。


この209系最後の編成もE233系に置き換えられる。横浜支社の発表によれば、新たに導入するE233系は青梅線・五日市線からの転属車両(2008年3月新製)で、転属改造工事を行った上で3月15日からの走行開始予定とのこと。E233系の1編成あたりの乗車定員は209系より8名多い924名。フルカラー行先表示器、情報提供装置、自動放送装置、3/4閉機能(車内温度の確保や荒天時など、4扉のうち3扉を閉じる機能)を備えた車両となる。


これにより、南武線川崎〜立川間で使用される36編成すべてE233系に統一される。「今後も南武線の魅力向上に努めてまいります」と横浜支社は発表している。


○南武線開業90周年の記念列車はE233系を使用 - 3/9から運転


南武線では3月以降、川崎〜登戸間の開業90周年を記念した各種イベントも予定されている。同区間は南武線の前身、南武鉄道により1927(昭和2)年3月9日に開業した。


開業日にあたる3月9日、E233系1編成を使用した記念列車が登場。ヘッドマークには南武線開業90周年記念ロゴマーク(社員作成)がデザインされ、車内の中吊りなどに南武線にまつわる写真が掲出される。この記念列車は3月9日に臨時列車として運転され、その後は定期列車として当面運転される予定となっている。


川崎〜登戸間の各駅では、3月1日から5月31日まで南武線にまつわる思い出の写真や歴史年表の展示を行う。武蔵小杉駅では「あなたが描く90年後の武蔵小杉駅」絵画展も実施され、同駅北改札(南武線口)にて2月12日まで作品募集を行った後、3月1〜31日にかけて南武線ホームと横須賀線ホームの連絡通路に作品を展示する。


(上新大介)



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  • 209系の置き換え車両が新造ではなく「お古」のE233系なのが意外でした。
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