チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズに所属するイングランド人FWマリク・ウィルクスが、銃撃事件により兄を失った。地元紙『ヨークシャー・イヴニング・ポスト』が報じている。
同紙によればウィルクスの兄であるラヒームさんは、26日にヘアヒルズで銃撃により殺害された。警察は事件への関与が疑われる49歳の男を逮捕したという。
現在18歳のウィルクスは、昨年12月末にリーズのトップチームへと昇格したばかり。公式戦にはまだ出場していないが、29日に開催されるFAカップ4回戦のサットン・ユナイテッド(5部相当)戦にはメンバー入りを果たしており、デビューが期待されているところだった。
突然の訃報が届いた同選手だが、それでもチームに帯同することを望んでいるという。リーズの指揮官を務めるギャリー・モンク監督は「彼は常に我々のプランに入っているし、それは変わらない。直接話したら、彼がそれを望んでいたんだ」と、選手自身が出場に意欲を見せていることを明かした。その上で「彼が必要とするならば、可能な限り支えるよ」と、サポートを明言した。
27日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、27日にはイタリアでも元ナポリユース所属のレナト・ディ・ジョヴァンニさんが撃たれて21歳の若さで亡くなっており、サッカー界に悲しい知らせが続くこととなってしまった。