2017明治安田生命J1リーグ第5節が4月1日に行われ、ジュビロ磐田と清水エスパルスが対戦した。
4年ぶりの開催となる“静岡ダービー”。磐田はここまで1勝1分け2敗で11位、清水は2勝2分け2敗で9位と、結果次第では順位が入れ替わる状況だ。磐田はMF中村俊輔やFW川又堅碁、清水はMF白崎凌兵やFW鄭大世らが先発に名を連ねた。
先制したのはホームの磐田。6分、右サイドでFKを得ると、中村が蹴った柔らかいクロスに森下俊がダイビングヘッドで合わせ、ゴール右に沈めた。
清水は12分、ペナルティエリア内右からのグラウンダーのクロスに鄭大世が右足で合わせたが、シュートは枠の右へ逸れた。19分にはエリア内中央でパスを受けた白崎がワントラップから右足ボレーで狙ったが、ここはGKカミンスキーの好セーブに阻まれ同点ゴールとはならない。
すると攻め込まれる時間が続いていた磐田が37分に追加点を奪う。左サイドから中村が蹴ったFKがエリア内左にこぼれたところを、ムサエフが左足ボレーで叩き込んだ。このまま磐田の2点リードで前半を折り返す。
後半に入り48分、磐田は敵陣中央でボールを持った中村がエリア内右に流れた川又へパスを通すと、川又はこれをダイレクトで中央へ折り返す。最後は走り込んだ川辺駿が右足のシュートをゴール左隅に決め、スコアは3−0となった。
磐田は70分、カウンターからムサエフがGKと一対一の局面を迎えたが、決め切ることができなかった。一方の清水は80分、右サイドからミッチェル・デュークが上げたクロスに白崎が頭で合わせたが、このヘディングシュートは右ポストを叩いた。
清水は後半アディショナルタイム4分、エリア内でパスを受けた鄭大世がワントラップからオーバーヘッドでゴールネットを揺らして1点を返したが、反撃もここまで。このまま3−1でタイムアップを迎え、磐田が4年ぶりの“静岡ダービー”を制した。
次節、磐田は8日に横浜F・マリノスと、清水は同日に柏レイソルと、それぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
ジュビロ磐田 3−1 清水エスパルス
【得点者】
1−0 6分 森下俊(磐田)
2−0 37分 ムサエフ(磐田)
3−0 48分 川辺駿(磐田)
3−1 90+4分 鄭大世(清水)