川崎が復帰 ソフトBの内野手事情は?

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2017年04月04日 11:22  ベースボールキング

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ベースボールキング

カブス時代の川崎宗則
◆ ソフトバンクの内野手事情

 川崎宗則が6年ぶりにソフトバンクに復帰した。

 川崎の復帰に、キャプテンの内川聖一は1日のヒーローインタビューで「これからムネさん(川崎宗則)が戻ってきますが、本当に待ち遠しいです」と話せば、同日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター巨人vs中日戦で解説を務めた田尾安志氏は「彼の一番の良さは明るさ。ムードはもっとよくなる」と話した。

 ムードメーカーとして期待される川崎だが、もちろんプレー面での活躍をファンは願っている。ソフトバンクの内野手事情をみると、川崎が11年までソフトバンクに所属していた時代は、遊撃手として不動の地位を築いていたが、現在は今宮健太がレギュラーを務める。

 今宮は13年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、球界を代表する遊撃手に成長した。ただ昨季リーグワースト2位の打率.245、プロ通算打率は.241と打撃に課題を抱える。

 二塁は川崎が11年まで在籍時に二遊間を組んでいた“相棒”の本多雄一がいる。近年は打撃不振や故障などで明石健志、川島慶三との併用が続いていたが、開幕3連戦では3試合とも『2番・二塁』で先発し、打率.333(9−3)を記録する。昨季後半から復調傾向にあり、シーズン通して安定した打撃を披露できれば、レギュラーで起用されることは間違いない。

 三塁は川崎と同じように大声を張り上げチームを盛り上げる松田宣浩が、長年同ポジションのレギュラーを張っている。松田はシーズン途中に骨折で離脱するケースも多いが、ここ2年は143試合フル出場を果たす。打撃では2年連続で20本塁打80打点以上をマークし、他球団の投手に驚異を与える存在だ。

 一塁はキャプテンの内川がいるが、メジャー時代川崎は一塁での出場は1試合もなく、同ポジションでレギュラーとして起用される可能性は低そうだ。

 ソフトバンクの内野陣は、二塁の本多を除くと、ここ数年は遊撃・今宮、三塁・松田のレギュラーは固定されている状況。川崎は二塁、三塁、遊撃と複数のポジションをこなすことができ、レギュラーではなく、バックアップとして支えることになるのか…。それとも、今宮とレギュラーを争うことになっていくのか…。6年ぶりに復帰した川崎を、工藤監督がどのように起用していくのか非常に注目だ。


◆ 12年以降の各ポジションの最多出場者

【一塁】
12年 90試合 小久保裕紀
13年 75試合 ラヘア
14年 81試合 中村晃
15年 60試合 明石健志
16年 114試合 内川聖一

【二塁】
12年 123試合 本多雄一
13年 120試合 本多雄一
14年 94試合 本多雄一
15年 64試合 明石健志
16年 108試合 本多雄一

【三塁】
12年 95試合 松田宣浩
13年 144試合 松田宣浩
14年 101試合 松田宣浩
15年 143試合 松田宣浩
16年 143試合 松田宣浩

【遊撃】
12年 122試合 今宮健太
13年 143試合 今宮健太
14年 144試合 今宮健太
15年 141試合 今宮健太
16年 136試合 今宮健太

(提供=ニッポン放送ショウアップナイター)

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