香川が今季リーグ戦初得点!攻撃けん引し勝利に貢献…HSV酒井との日本人対決制す

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2017年04月05日 04:55  サッカーキング

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サッカーキング

ともに先発出場した酒井(左)と香川(右)。両者は激しいマッチアップも見せた [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第27節が4日に行われ、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントと、同代表DF酒井高徳の所属するハンブルガーSVが対戦した。香川はトップ下で、酒井はボランチで先発出場し、日本人対決が実現した。

 ミッドウィーク開催となった今節、両チームは中2日での試合となった。ドルトムントは前節、シャルケとの“ルール・ダービー”で勝ち切れず、ドローで4位に後退。一方のHSVはケルンに劇的勝利を収め、4試合負けなしで14位まで浮上した。

 試合は立ち上がりから両チームのエースにチャンスが訪れる。ドルトムントは開始4分、ピエール・エメリク・オーバメヤンがペナルティエリア内に抜け出して右足シュートを放つが、相手GKレネ・アドラーにセーブされる。HSVも10分に、ボビー・ウッドが抜け出すが、フリーで放った左足シュートは相手GKロマン・ビュルキにセーブ。

 試合が動いたのは12分だった。香川がエムレ・モルとのワンツーで抜け出そうとしたが、相手DFに止められてエリア手前左でFKを獲得。13分、キッカーを務めたゴンサロ・カストロが右足を振り抜き、直接シュートをゴール右隅に沈め、ドルトムントが先制に成功した。



 追い付きたいHSVは25分、ウッドが4人に囲まれながら強引にエリア内右へ進入したものの、シュート直前でカット。ドルトムントは27分、オーバメヤンが香川の絶妙なヒールパスでエリア内に抜け出してシュート。さらに43分には左サイドからのクロスを頭で合わせるが、いずれもGKアドラーの好セーブに阻まれた。前半はドルトムントの1点リードで終了した。

 後半に入ってドルトムントは50分、左サイドらのクロスをオーバメヤンが折り返すと、ゴール前に入った香川が反応するが触れず、後方でラファエル・ゲレイロがシュートを放つが、相手GKのブロックに阻まれた。

 その後もドルトムントがHSVのゴールに迫る。56分には、ゴール前の香川がオーバメヤンからのクロスを胸トラップし、シュートを放つが、相手DFにブロックされる。58分には、香川のパスを受けたウスマン・デンベレがエリア内左で相手DFをかわして右足シュートを放つが、ここも相手DFのブロックに阻まれた。



 HSVは64分、右サイドからのクロスに、エリア内左のフィリップ・コスティッチが左足ボレーで叩きつけるが、シュートはクロスバー上に外れた。ドルトムントは73分、香川のパスでエリア内右に抜け出し、GKとの1対1で右足シュートを放つが、わずかに枠の左に外れた。

 ドルトムントは78分、ユリアン・ヴァイグルとラファエル・ゲレイロを下げて、ヌリ・シャヒンとフェリックス・パスラックを投入。直後の80分、オーバメヤンが左サイドで相手DFをかわしてエリア内に進入し、中央へ折り返し。ゴール前に走り込んだ香川が右足で流し込み、追加点を奪った。さらに後半アディショナルタイム3分には、香川のロングパスでオーバメヤンが抜け出し、GKもかわしてダメ押しゴールを奪った。

 試合はこのままタイムアップを迎え、ドルトムントが3−0で勝利。香川はフル出場でチャンス演出を連発し、攻撃をけん引。今シーズンのリーグ戦初得点を含む1ゴール1アシストをマークした。一方の酒井も好守に渡って貢献したが、チームは5試合ぶりの敗戦となった。

 ドルトムントは次節、8日にアウェイでバイエルンと対戦。ハンブルガーSVは同日にホッフェンハイムをホームに迎える。

【スコア】
ドルトムント 3−0 ハンブルガーSV

【得点者】
1−0 13分 ゴンサロ・カストロ(ドルトムント)
2−0 80分 香川真司(ドルトムント)
3−0 90+2分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)

このニュースに関するつぶやき

  • オーバメヤンの活躍を見るとW杯に駅伝の学生連合みたいに世界選抜という枠を作ってほしいと思ってしまった。枠を大幅に増やさなくていいから出られなかった国の選手チームで世界選抜があったら見てみたい。
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