ブンデスリーガ第27節が4日に行われ、ホッフェンハイムとバイエルンが対戦した。
ホッフェンハイムは前節で日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンを破り、6戦負けなしで3位に浮上した。対するバイエルンは首位を独走。今シーズンのブンデスリーガではわずか1敗で、公式戦20試合負けなしと盤石の強さを誇示している。
最初のチャンスはホッフェンハイム。開始1分、スルーパスに抜け出したアンドレイ・クラマリッチがペナルティーエリアに入ってシュートを放つと、相手DFにブロックされたボールは浮き上がって枠を越えた。さらに8分にもペナルティーエリア右手前でこぼれ球を拾ったクラマリッチがシュートを放ったが、枠の左へ逸れた。
立ち上がりからホッフェンハイムに攻勢を許したバイエルンはなかなか決定機を作れない。すると21分、均衡を破ったのはホッフェンハイムだった。左サイドからのクロスをクリアされたところにクラマリッチが反応。ペナルティーエリア手前でこぼれ球を拾うと、強烈な右足ボレーを突き刺した。
ビハインドを負ったバイエルンは45分、キングスレイ・コマンが左サイドを縦へ突破。クロスにロベルト・レヴァンドフスキが合わせたものの、同点に追い付くことはできなかった。
後半はバイエルンが攻勢をかけ、幾度となくゴールへと迫る。73分にはペナルティーエリア内でパスを受けたレヴァンドフスキのトラップを引き取る形でフランク・リベリーが左足シュートを放ったが、相手GKに弾かれて得点とはならず。後半アディショナルタイムにもセットプレーからレヴァンドフスキが放った右足シュートがゴールを脅かしたが、わずかに枠の左へ逸れた。
試合は0−1で終了。バイエルンは最後までゴールネットを揺らせず、昨年11月23日のチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節ロストフ戦以来、公式戦21試合ぶりの黒星を喫した。今シーズンのブンデスリーガでは2敗目で、今節で2位ライプツィヒが勝った場合は勝ち点差が「10」に縮まることとなる。
次節、バイエルンは8日に日本代表MF香川真司のドルトムントと対戦。15ポイント差のライバルをホームに迎える。一方のホッフェンハイムは同日に日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSVとのアウェイゲームに臨む。
【スコア】
ホッフェンハイム 1−0 バイエルン
【得点者】
1−0 21分 アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)