チームバス襲撃されたHSV…主将酒井「酷すぎる」、監督「病んでいる」

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2017年04月19日 00:01  サッカーキング

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“ノルト・ダービー”に出場した酒井高徳 [写真]=Getty Images
15日の“ノールト・ダービー”を前に、日本代表DF酒井高徳が所属するハンブルガーSV(HSV)のチームバスがブレーメンファンによってペイントボールで襲撃された事件が起きたが、損害は当初報じられたものよりも遥かに大きかったようだ。

 18日付のドイツ紙『ビルト』によれば、ペイント弾に混じってビール瓶や石などが投げつけられ、衝撃でチームバスのガラスが損傷。3万ユーロ(約350万円)の罰金がかかる刑事事件に発展した。



 この件に関して、酒井はキャプテンとして同紙のインタビューに答えている。「とてもショックを受けた。ドルトムントでの出来事があった後だけに、良からぬことも頭をよぎった。試合前にあんなことが起きるのはちょっと酷すぎる」と試合前にチームに動揺があったことを示唆した。

 マルクス・ギズドル監督は「ペイントボールはどうってことないが、ビール瓶が窓ガラスにぶつけられたら衝撃も凄いものだ。思わず身をすくめてしまった。今回の(こういった暴力的な行為は)ちょっと病んでいると思うね」と正直な心境を打ち明けた。

 これには、自軍のブレーメンも断固とした処置を取るつもりだ。マネージャーのフランク・バオマン氏が「(ドルトムントで)あんなことがあったばかりなのに、こんなことをするなんて。いかなる謝罪も受け付けない」とコメント。

 ブレーメン警察は捜査に乗り出し、監視ビデオを通じて、犯人の割り出しに取り掛かった。「バスの損傷が確認されたので、罰金3万ユーロほどの器物破損罪で立件することになるだろう」と同警察の広報は発表している。

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