母親の愛に恵まれずに育った娘は、唯一の親である父親が自分から去ってしまうように感じてしまったのか。父の婚約者との再婚を認めたくなかった娘は、こともあろうに性的関係を結ぶことで父の心変わりを願った。このほどその裁判が行われたことが『South China Morning Post』など複数メディアで伝えられた。
香港では近親相姦は違法だが、社会的にも道徳的にも親子が関係を持つことは世界中でタブーとされている。しかしながらアメリカではミシガン州やニュージャージー州が18歳以上の近親相姦を認めており、『ジェネティック・セクシュアル・アトラクション(Genetic Sexual Attraction)』(離れて暮らしていた血縁者同士が再会した場合に互いに惹かれあう性的魅力)と呼ばれる概念を持つ親子がいる。昨年には、36歳実母と19歳息子の熱愛や51歳母と32歳息子が男女の関係に至ったケースもあったが、やはりこうした親子関係には裁判官も判決に苦悩を強いられているようだ。
画像は『South China Morning Post 2017年5月29日付「Daughter in Hong Kong incest case had sex with father so he would not marry his fiancee, court hears」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)