産後うつの母親、病気のわが子を窒息死させようとする(画像は『WCNC.com 2017年6月20日付「Mother accused of suffocating 1-year-old charged with attempted murder, bond upped」(Photo: Charlotte-Mecklenburg Police Dept.)』のスクリーンショット)病弱に生まれ、入院生活が続いている1歳のわが子を窒息死させようとした母親。彼女には子どもを愛し、育てたいとする母性が欠けていたのか。それとも…。わが子に対する殺人未遂事件の裁判がスタートしたが、次第にみえてきたのは母親が抱えていた「産後うつ」の問題であった。
『NBC Charlotte』がマギーの暮らすロッキンガムの近隣住民に取材すると、「彼女は産後うつと闘っていたに違いない」「息子さんは早産のため低体重で誕生し、健康上いくつかの問題を抱えていると聞く。そんななかマギーは最近になって旦那さんと別れてしまった。こういったことが原因ではないか」という声が聞こえてきた。これに産後の女性をサポートする『Postpartum Support International Carolinas』という組織の理事を務めるジュディス・ソーン博士は、「産後に起きやすい合併症の1つが産後うつです。アメリカでは毎年約95万人、産婦の7人に1人がこれを発症していることになります。これはあくまでも医療機関にかかってそれが確認された女性たちの数字で、実際の発症率はもっと高いように思います」と話す。