来夏の移籍市場で、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが同クラブを退団する可能性があるようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が5日付で報じている。
バルセロナは7月5日にメッシと契約を2021年まで延長することで合意したと発表。残すは同選手のサインのみとしていたが、そのサインが未だ行われておらず、去就が取り沙汰されていた。
そして、同メディアは解説を務めるテリー・ギブソン氏がリーガ・エスパニョーラに関する同メディア内のポッドキャストでメッシについて言及したことを報道。来夏にもフリートランスファーでバルセロナを去る可能性を伝えた。
ギブソン氏はまず「何年もの間、どこかのクラブがメッシをバルセロナから獲得することを想像するなんて難しかった」と前置きしたうえで、「でも、今や我々はマンチェスター・Cやパリ・サンジェルマンの登場を見てしまった」とコメント。ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバペがパリ・サンジェルマンに移籍したこともあり、メッシの移籍も起こりうると考えている様子だ。
さらに、ギブソン氏は「今、私は彼の契約があと1年しか残っていないという事実を見ている」と言及。新契約のオファーを年俸2400万ユーロ(約31億3000万円)と見ているが、「もし彼をフリートランスファーで獲得することが可能となれば、バルサのオファーは劣るものになるだろう。パリ・サンジェルマンやマンチェスター・Cが契約満了となったメッシを獲得できるとなれば、プレーヤーの価格は1億ユーロ(約130億円)、1億5000万ユーロ(約196億円)、2億ユーロ(約261億円)となるだろうね」とし、マネーゲームではバルセロナに勝ち目はないと見立てている。
今夏の移籍市場でもマンチェスター・Cがメッシの獲得に動いているとも報じられていたが、実現には至らなかった。果たして、メッシは今後どのような決断を下すだろうか。