聴覚、視覚障がいを持ち、安楽死を免れたグレート・デーンと幼児の深い絆(米)

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2017年09月16日 00:43  Techinsight Japan

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固い絆で結ばれた障がいを持つ犬と女児(画像は『Inside Edition 2017年9月12日付「Deaf Great Dane and Toddler Are the Best of Friends: ‘They Are Inseparable’」』のスクリーンショット)
犬と人との絆は深く、“親友”や“家族”として愛犬を大切にしている人も多い。米ニューヨーク州ナイアガラフォールズに住む一家も、グレート・デーンと素晴らしい絆を育んでいる。心温まるニュースを『Inside Edition』や『Storytrender』など複数のメディアが伝えた。

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2014年、マリオン・ドワイヤーさん(33歳)は耳が全く聞こえずわずかな視覚しかない大型犬グレート・デーンの“エコー”(3歳)が、元の飼い主に安楽死をさせられそうになっているところを引き取った。

マリオンさんは他にも2頭のグレート・デーンを飼っているが、エコーはなぜか妊娠したマリオンさんのお腹を労るようにいつもそばに寄り添い、時にはお腹に頭を乗せて寛ぐなど赤ちゃんとの出会いを心待ちにしていたようだ。マリオンさんは「きっとエコーは、この子の親友になるわ」と思っていたという。

そして娘のジェニーちゃんが生まれると、予想通りエコーとジェニーちゃんの絆は日に日に強くなった。現在1歳5か月になるジェニーちゃんは、朝に目覚めると最初に「ワンちゃん」と言い、夜もエコーをベッドに寝かせるほど一日中ほぼ一緒にいるそうだ。

よちよちと歩きながらもリーシュをしっかりと持って歩くジェニーちゃんのそばを、ジェニーちゃんよりもはるかに大きいエコーがペースを合わせてゆっくりと歩く姿は見る者を微笑ませる。マリオンさんはジェニーちゃんとエコーの関係をこのように話している。

「エコーは娘の保護者のような存在なんです。散歩に出て知らない人が近付くと、エコーはジェニーの近くに寄り添い、守ろうとする姿勢を見せます。決して他人に攻撃的になるのではなく、常に娘が安全であるかどうかを気にしているようです。また娘は私たちがエコーとコミュニケーションを取る時に手話を使うことをよくわかっていて、それを真似するようになりました。ジェニーはエコーにそばに来てほしいときは手を振ります。また“トリート(ご馳走)”を表す手話を使って、朝食のワッフルやスライスしたリンゴをエコーにお裾分けするのが好きなようです。今ではもう娘とエコーは、互いに離れられない存在になっています。私の家族や友人は娘とエコーの関係をとても素晴らしいと言ってくれています。」

想像以上にジェニーちゃんとエコーの絆が強いことに驚きと喜びを隠せないマリオンさんは「特別なサポートを必要とする多くの犬が引き取ってもらえないのはとても悲しいこと」とも語っている。しかしこの一家に引き取られたエコーは、間違いなくいい家族に出会い生涯の親友にも恵まれ幸せに暮らしているようだ。現在のエコーはセラピー犬としてのトレーニングも受けているという。

このニュースを知った人からは「私もグレート・デーンと一緒に成長したけど、とても子供に優しくて素晴らしい犬だよ。いつも守られている感じがしたわ」「可愛い! 愛が溢れてるね」「こんないいニュースもっと読みたい」「心が温かくなった」といった声があがっている。



画像は『Inside Edition 2017年9月12日付「Deaf Great Dane and Toddler Are the Best of Friends: ‘They Are Inseparable’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

このニュースに関するつぶやき

  • ハンデのあるわんこは普通の子に比べて寿命が短い傾向にあるから、一日でも長くこの関係が続くように祈るばかり。
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