無料配布のフルーツを持ったままスーパーの外へ それを没収しゴミ箱に捨てた店員(スコットランド)

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2017年09月17日 17:33  Techinsight Japan

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意地悪な店員に不快な思いをした親子(画像は『Daily Record 2017年9月14日付「Mum's fury after rotten Tesco worker confiscated her kids' free apples and threw them in the bin」(Image: Callum Moffat)』のスクリーンショット)
店側と客との間で食い違いが生じ、ちょっとしたトラブルになるケースはどこの国にもある。このほどスコットランドに住む2児の母が、地元のスーパーで不快な思いをしたことを英メディア『Daily Record』『Metro』が伝えている。

ミッドロージアンのペニキュイックに住むルイーズ・キャリーさん(30歳)は、ほとんど毎日訪れるという大手スーパーチェーン店「TESCO(テスコ)」に、その日も息子デイヴィッド君(7歳)と娘カイラちゃん(2歳)を連れて出かけた。

TESCOではリンカンシャー州の顧客アシスタントの発案により、昨年の夏から国内800店舗にて「子供たちにヘルシーな食生活を」をテーマに無料でフルーツを配布している。親と買い物に来る子供たちの多くがスナック菓子やチョコレートを清算前に開封して食べているという状況から、肥満や糖尿病のリスクを減らし子供たちに健康な食生活を習慣付けてもらおうと、親が買い物をしている間に店内でフルーツを食べてもらえるようにしている。店内では箱に入った各フルーツを子供たちが自由に手に取ることができるため、多くの親や子供たちを喜ばせているという。

ペニキュイック店でもこうした取り組みが行われており、その日もルイーズさんの子供たちは箱のリンゴを1個ずつ取った。いつもはルイーズさんが買い物を終えるまでに子供たちはフルーツを食べてしまうのだが、その日は店内を駆けまわっていて手にしたリンゴを食べず、買い物カートに置きっ放しにしていた。

ルイーズさんがセルフレジで会計を済ませ、店を出ようとするとドアの所で女性スタッフに呼び止められた。「何かお忘れですよ」と言われたルイーズさんは当初理解できなかったが、スタッフがリンゴ代を支払うように言っていることを知ると愕然とした。

「これは無料の箱から取ったものです」とルイーズさんが説明してもスタッフは納得せず、「それならば店の中で食べてもらわなければ困る」とリンゴ2個を子供たちの目の前で奪い、ゴミ箱に捨てた。

その行為を見たルイーズさんは我が目を疑った。「信じられませんでした。無料で子供たちに提供しておきながら、食べずに店を出たからといって奪い取ってゴミ箱に捨てるなんて…。娘は涙ぐんでいたんですよ。なんて意地悪で愚かなのと思いました」と話している。

激怒したルイーズさんに、その後TESCO側は「フルーツボックスのフルーツは、店内で買い物をしている間に子供たちに食べてもらえるようにと提供しているが、ルイーズさんを困惑させてしまったようで申し訳ありません」と謝罪した。今回の件は何らかの行き違いにより生じてしまった出来事だと思われるが、子供が店内で食べきれないフルーツをもったいないから捨てずに持って帰るという親は決して少なくはないだろう。現在のところ、この店員の懲戒処分などについては明らかになっていない。

なお7月にも英ハンプシャー州で、店のスタッフが客に対して冷たい対応をするという出来事が起こった。衣料品店のスタッフが、腸疾患を抱える少女にスタッフ用のトイレを使わせることを拒否し、粗相をしてしまったのだ。彼女の母親は病気に対する理解が広まることを強く訴えていた。

画像は『Daily Record 2017年9月14日付「Mum's fury after rotten Tesco worker confiscated her kids' free apples and threw them in the bin」(Image: Callum Moffat)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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