顔の表情や発話状況から感情を識別する世界初の感情認識AI「Affectiva」

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2017年09月27日 17:03  Techable

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Techable

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音声認識技術の向上に伴い、会話型AIが目覚ましい発展を遂げている。例えば、話し相手の気分を損ねることなく会話を続けられるよう適宜アドバイスするAIも登場している。

ここで紹介する「Affectiva」は、MITメディアラボのスピンアウト企業Affectiveが開発した、顔の表情や発話に含意される感情を識別する世界初の感情認識AIだ。
・音声ファイル内の発話データを基に感情を識別
同社は当初、人々が喜びや怒りなどの感情を表す時の顔の変化を観察していた。その時に「Affectiva」の開発のヒントが見出されたという。

クラウドベースの感情認識API(β版)として公開中の「Affectiva」は、録音された音声ファイルを何百ミリ秒単位で解析。発話のトーンや大きさ、速さ、声質を手がかりに、発話場面、喜びや悲しみを含む計7種類の感情、20種類の顔の表情、13種類の絵文字、人種・民族、性別などを識別できるようになっている。
・応用領域は多種多様
このAIの応用領域はゲーム、自動車、ロボティクス、教育、ヘルスケア、マーケティング、小売業、人事…と実に幅広い。

まず第一に、表面化されない怒りや不満が特定されれば、専属の音声アシスタントとしてより幅を利かせることができるだろう。

さらに、運転時の軽はずみな行動を前にドライバーへの注意を促し、事故防止の面でも本領を発揮してくれそうだ。

Affectiva

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