人的補償の西武・高木勇人、幼少期からの夢G倒に燃える…“高木節”も全開

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2017年12月20日 16:41  ベースボールキング

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ベースボールキング

入団会見に臨んだ西武の高木勇人(左)と鈴木球団本部長(右)
◆ 背番号は「20」に決定

 巨人へFA移籍した野上亮磨の人的補償として西武に移籍した高木勇人が20日、打倒巨人を誓った。

 埼玉・所沢市内の球団事務所で入団会見に臨んだ28歳右腕。背番号は「20」に決まり、「任されたところで、しっかりと結果を残し、優勝に貢献できるように」と意気込んだ。


 突然の移籍について「いきなりだったのでびっくりしました」と心境を吐露。しかし「(先発、中継ぎどこでも)言われたところでできるように、今からしっかりと準備します」と力強く語った。

 チームについては「すごくバッティングが良いというイメージだが、細かい野球をやっているとも感じる」、辻発彦監督については「しっかりとした野球をする方」とそれぞれ印象を話した。

 ◆ 天然発言連発?早くも“高木節”全開

 古巣巨人の選手で「対戦したい相手」を問われると「特にいないです」と回答。しかし幼少期、巨人ファンだったという高木勇は「巨人の選手を倒すことが、野球を始めてからの夢だった。好きだからこそ、対戦したいと思っていた。(移籍は)良いチャンス」と打倒古巣を誓った。

 来季のテーマは「パワー」。プロ入り3年間で世界中を旅している人など、様々な人に出会い、刺激を受けたと話す高木勇は、「内から出てくる情熱とか、エネルギーとか、『パワー』溢れる人になりたい」と目を輝かせた。

 一方、これまでお立ち台などで“天然発言”を披露してきた高木勇だが、早くも“高木節”を連発。セ・リーグとパ・リーグの違いについて問われると「人が違います」とぽつり。さらに野上がつけていた背番号「20」を引き継ぐことについては「『20』について?うーん…『20』だなと。そんな感じです」と答え、報道陣を笑わせた。


 高木勇は三菱重工名古屋2014年ドラフト3位で巨人に入団。ルーキーイヤーの2015年は26試合の登板で9勝を挙げ、プロ3年で通算15勝をマーク。今季は右手のケガで長期離脱を余儀なくされ、プロ入り最少となる16試合登板で1勝に終わったが、先発・リリーフもこなせる28歳右腕は、西武の補強ポイントに一致し、鈴木葉留彦球団本部長はプロテクトリストを見た瞬間「即決した」という。

 鈴木球団本部長は「性格は入ってみないとわからないが、彼の投球姿は淡々としていて、動じない。先発に向いている」と分析。さらに「先発として、5、6回を3、4点という投球ができれば、(西武の打線なら)返す力がある。チャンスは今まで以上にあると思う。普通に投げれば勝てる」と期待を寄せた。


 2月から始まる春季キャンプでは「対応力」をアピールする。「どこでもできるというところを見せたい」とレオの新「20」は鼻息を荒くした。

このニュースに関するつぶやき

  • "化ける"可能性は高いね。援護点が増えるのももちろんだが、炭谷のリードでかなり化ける気もしますね。
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