青森・弘前の交通標語が他県民には難しすぎると話題

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2018年02月06日 18:12  おたくま経済新聞

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青森・弘前の交通標語が他県民には難しすぎると話題

 住宅地でよく見かける、交通安全の標語の立看板。地元の小学生などから応募で選ばれた標語や地元警察が考案したものが書かれていることが大半なのですが、青森県弘前市のとある標語の看板があまりにも県外の人に難解すぎると話題です。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


 弘前市の魅力などを紹介している、市非公認の「おいでよ弘前」さんが紹介したツイートに添えられている写真。
その交通標語の看板に書かれていたのは
うぬうぬど けんどわたれば ひかれるろ
という5・7・5の調子で書かれたことば。これについて、おいでよ弘前さんは「弘前においでよ交通安全の標語が現地の人しか読めないよ」と紹介していました。


 「ひがれるど」は「轢かれるよ」、という意味合いであろうことは交通安全の標語という事を考えると何となく想像がつくのですが、他のひらがなの文字列がさっぱり分からない……。何かの呪文だろうか??ともやはり県外者の筆者は思うわけです。


 そこで頭をひねりつつリプライを見てみると、地元の方からの反応が次々と。分かる人には分かるやつだ……。しかし一方では、「県内に住んでたのに通じなかった……」といったリプライもよせられていました。


 この文字列の答えは「慌てて急いで 道を渡ると 轢かれるぞ」だそうで、辛うじて轢かれるの部分だけは正解できた筆者。でもやはり難解……。


 おいでよ弘前さんに話を聞いてみたところ、同じ青森でも西の津軽弁、東の南部弁、下北半島の下北弁と分かれていれうそうで、南部弁と津軽弁では話がかみ合わないことがあるとの事。筆者が住んでいる愛知県内でも名古屋弁といわれる尾張地方の言葉と三河弁では違いがはっきり分かるレベルですし、隣の岐阜や三重でもそれぞれに方言の違いがあります。どうやら、青森でも他の地域と同じ事情があるようです。


 ちなみに、弘前市では2月9日から弘前城雪燈籠まつりが開催されるという事で、200基に及ぶ大小様々な燈籠や雪像、ローソクを灯したミニカマクラ約300基は美しく幻想的と評判なんですって。また、ゴールデンウィークに桜が見ごろを迎える東北は4月21日〜5月6日に春の弘前さくらまつりが開催され、弘前城のお堀に桜の花びらが一面に散らばる事もあるほどの多くの桜があり美しい景色を堪能する事ができるそう。


 祭りやイベントを通してその地域の文化に触れる事ができるのも旅の楽しみの一つ。今回の話題をきっかけに、私も弘前に行きたいなと思いました。みんなも「弘前においでよ」。



<記事化協力>
おいでよ弘前さん(@ComeToHirosaki)


(梓川みいな)


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