和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドのジャイアントパンダに発情の兆候が確認された。アドベンチャーワールドは、状況によっては公開を休止することがあるとしている。
ジャイアントパンダのオス・永明とメス・良浜は、マーキングや水浴びなどが増え、「恋鳴き」と呼ばれる特有の鳴き声を発するなど、発情の兆候が確認された。今後は2頭の様子を見守りつつ、交配に備えるとしている。ジャイアントパンダの発情期は、1年のうちで3月から5月までの2〜3日間と短い。妊娠期間は3〜5ヶ月で、約50%の確率で双子が誕生する。
永明は1994年に中国から来園。2000年に日本国内では12年ぶりとなる赤ちゃんパンダとして誕生した良浜との間には8頭の子どもが誕生している。2008年に良浜が産んだ永浜と梅浜は、日本で生まれたジャイアントパンダの初めての赤ちゃんパンダとなっている。