マルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹の争奪戦が勃発する可能性があるようだ。イギリス紙『イブニング・スタンダード』が6日に報じた。
プレミアリーグではクリスタル・パレスが酒井の獲得に動いている模様。今シーズン主に右サイドバックでプレーしたイングランド人DFジョエル・ウォードが今月末で契約満了となり退団が濃厚なため、ロイ・ホジソン監督が同ポジションの補強を最優先で進めているという。
フルアムで1部昇格に貢献したイングランド人DFライアン・フレデリックスの獲得を狙っていたが、5日にウェストハムへの移籍が決定。また、クリスタル・パレスには20歳の同DFアーロン ワン・ビッサカが今シーズン、右サイドバックとして7試合に出場し、指揮官も新星として期待しているものの、豊富な経験を買われて酒井に白羽の矢が立ったようだ。
さらにプレミアリーグのレスターやブライトンも興味を持っている模様。他国ではスペインのセビージャ、イタリアのミラン、インテル、ナポリが動向をチェックしているようで、今夏に酒井を巡って争奪戦が繰り広げられる可能性がありそうだ。
現在28歳の酒井は、2016年夏にドイツのハノーファーからマルセイユに移籍した。初年度から右サイドバックで不動の地位を築き、公式戦40試合に出場。今シーズンは公式戦50試合に出場し、誕生日の4月12日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝ライプツィヒ戦では初ゴールも記録した。昨年9月には契約を2021年まで延長。同紙は、酒井の市場価値が1200万ポンド(約18億円)と伝えている。