寒がりvs暑がり「エアハラ」不協和音 「上着をやめろと上司に言われた」「エアコン止められ熱中症に」

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2018年08月25日 08:51  弁護士ドットコム

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弁護士ドットコムニュースで掲載した記事『30度でも「寒い寒い」職場を熱帯園にする寒がりさん…温度を下げたら「エアハラ」か』(https://www.bengo4.com/c_5/n_8243)に対して、たくさんのコメントが寄せられています。


【関連記事:「田中の対応最悪」社員名指しの「お客様の声」、そのまま社内に貼りだし公開処刑】


この記事で、北江康親弁護士は、職場で28度に設定されている温度を25度まで下げても問題ないとする一方で、それによって特定の社員が「寒い」と体調の悪さを主張した場合は、「席替えや局所的な暖房等の措置による対策により個人差を補う必要があると思われます」と述べています。


また、寒さを訴える社員が防寒対策をしていない場合については、「会社側がエアコンの設定温度を下げることは、熱中症の危険防止を目的としたものですので、それによって不快を感じる特定の社員に対して膝掛けを使用する等の必要最低限の防寒対策等の協力を求めても問題ないと思われます」と説明しています。


読者からは、「非常に迷惑を被ってました」(女性・30代)など「寒い寒い」と主張する社員に対する怒りの声や、「個人的に対策をしてても、時々体調が悪くなります」(女性・40代)など、実際に寒さに悩むコメントが寄せられました。


以下、寄せられたコメントを紹介します。


●「勝手に冷えてろ」「着込めば何とかなる」…迷惑がる声多数

掲載した記事の相談者に共感する声も多いようです。


「寒いのは着れるが暑いのは脱ぐのに限界ある。裸で仕事したらしたで、なんか言うんでしょ?」(女性・40代)


「常に目を光らせて、ちょっとでも誰かが温度下げようものなら鼻息も荒く飛んでくる。エアコンばっかり気にして仕事してないんじゃない?ってくらい」(女性・30代)


「冷え性の女が冷え性アピールするとイライラする。勝手に冷えてろと思う」(女性・30代)


「席替えとか、手間かかりすぎ。他の人も迷惑です!」(女性・30代)


「寒い女たちは着込めば何とかなりますが、暑さで体調不良になる私は薄着をするにも限界があります」(女性・50代)


など、寄せられたコメントの多くが、寒がりの社員に対して少なからず迷惑という印象を持っているようでした。


●「寒い寒い女のおかげで熱中症」

また、我慢を強いられた側の思いも。


「職場の『寒い寒い女』のお陰で熱中症になり3度も倒れました」(女性・50代)、「年配者の意見を考慮しエアコン止められました。途端にその日、私は軽い熱中症になりました」(女性・50代)と熱中症になってしまった方も。


ほかにも「外回りから帰ってくる社員がいつも可哀想」(女性・30代)「外回りから帰ってきて30度設定なんて耐えられないわ」と、屋外で仕事をすることが多い人への配慮を求める声もありました。


●「身体を壊して会社を辞めました」

寒がりの社員ばかりに配慮すべきでないという声がある一方で、寒がりの社員からは切実な声が寄せられています。


実際に職場の空調が寒くて悩んだという50代の女性は、「上着を着るなどした所、外から来られるお客様に見た目が悪いからやめるよう上司に言われました。一番冷房直撃の場所でしたが、受付も兼ねているので場所の移動も出来ず、結局身体壊して会社を辞めました。未だにクーラーあたると身体中痛くなります」と、冷房による健康被害を訴えていました。


また、エアコンの風が直撃する座席に座っているという40代の女性は、「夏場でも毛布のひざ掛け、長袖やショールを羽織っても、かなり寒くなります。席替えを希望しても、業務の都合上、変えてもらえません」と訴えます。


この女性によれば、「寒さだけではなく、風が目に当たり、ドライアイになる為、視力が悪くもないのに風除けに眼鏡かけたり目薬が手放せません。上長には相談してますが、暑い席の方もいるので我慢はしてます。個人的に対策をしてても、時々体調が悪くなります」と、冷房による健康被害を訴えた上で、「なのに寒がってる人が悪いようなコメントが多く、ちょっと読んでいて悲しくなりました」と理解を求めていました。


●寒がりの人は、自分で出来る寒さ対策を

最も多かったのが、寒がりの社員に自分で出来る寒さ対策を求めるコメントでした。


「寒い女性にはカーディガン羽織るとかしてもらうのが一番ですよね」(男性・40代)


「寒がりでもきちんとした人なら、ちゃんとしたジャケット着たり見えない所で寒さ対策してますね」(男性・30代)


たしかに、自分が寒がりであるという自覚がある人は、薄着になることが多い夏であっても、職場には上着を持参することが必要といえるでしょう。しかし、先ほどの40代女性のように、上司が寒さ対策を禁じる場合もあります。


これに対しては、「その上司も上司やけど、腹巻きするとか靴下重ねばきするとか、見えないとこでもやれることは沢山ありますよね!夏とはいえ寒いならカイロも有りですよね(^^)」というアドバイスも寄せられていました。


また、暑がりであっても、寒がりの人と折り合いをつけてやっていこうとする人もいるようです。ある50代の女性は「私が座る席はエアコンの効きが悪く設定温度を下げたい気持ちは山々ですが、自衛策として卓上に小さな扇風機を置いて凌いでいます。寒がりさんも寒い寒いと訴える前に自分にできることを考えましょう」とコメントを寄せていました。


(弁護士ドットコムニュース)


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  • 下着や腹巻きで見えない所で対策、は更衣室がないと難しいのでは。通勤中は暑いから…。『 』
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