WS史上最長の18回・7時間超えゲームはドジャースが制す!マンシーがサヨナラ弾

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2018年10月27日 16:41  ベースボールキング

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ベースボールキング

2回を投げて5奪三振の好リリーフを見せた前田健太
【ワールドシリーズ・第3戦】
○ ドジャース 3 − 2 レッドソックス ●
<現地時間10月26日 ドジャー・スタジアム>

 MLBのワールドシリーズは舞台をロサンゼルスに移して第3戦。現地時間26日(日本時間27日)にドジャー・スタジアムで行われた一戦は延長18回までもつれた死闘の末、ドジャースがサヨナラ勝ちを収めた。

 先手を取ったのはこのシリーズ連敗スタートとなってしまったドジャース。3回二死走者なしからジョク・ペダーソンがソロを放ち、一振りで1点を先制。球場が大歓声に包まれる。

 投げてはドジャース先発のウォーカー・ビューラーが強力レッドソックス打線を7回までわずか2安打に封じる快投。スコアボードにゼロを刻み続け、1−0のスコアで終盤戦へと進む。

 迎えた8回表、ドジャースは守護神のケンリー・ジャンセンを前倒しで投入。必勝を期した攻めの策に打って出るも、ジャンセンは二死を取ったところでジャッキー・ブラッドリーに痛恨の被弾。ア・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いた男の一振りで試合は振り出しに戻った。

 以降は両チームのリリーフ陣が踏ん張って試合はこう着。レッドソックスは第1戦で先発したデービッド・プライスをリリーフで投入するなど、意地の継投でサヨナラを許さない。


 試合が動いたのは13回。レッドソックスは無死二塁のチャンスで、エデュアルド・ヌネスの打球はボテボテのゴロ。これが投手・一塁手・二塁手の間に転がり、投手が処理をするもヌネスはトップスピードでヘッドスライディング。タイミング的には微妙なところだったが、ドジャース守備陣の一塁ベースカバーが遅れたこともあって投手からのトスはキャッチされずにライト方向へ。ボールが転々とする間に二塁から走者が生還。レッドソックスがリードを奪う。

 しかし、これで終わらないのがこの試合。ドジャースは二死と追い込まれながらも走者を二塁に置き、ヤシエル・プイグのピッチャー返しは二遊間寄りに守っていたイアン・キンズラーが捕球したものの、無理な体勢からの送球が暴投となり、この間に二塁走者が生還。土壇場で2−2の同点、またも試合は振り出しに戻った。


 シリーズ史上最長となる6時間を超えた延長15回、ドジャースは前田健太をマウンドへ。アンラッキーな内野安打と四球でピンチを招いてしまうが、続く打者のバントは冷静なフィールディングで三塁アウト。これで勢いに乗ると、その後のサンディ・レオンとムーキー・ベッツを連続三振。これ以上ない形でピンチを切り抜ける。さらに前田は16回も続投すると、この回もキレ味抜群のスライダーを武器に3者連続三振。前の回から5連続三振という圧巻の投球で、チームに流れを呼び込む。

 しかし、ドジャース打線も12回から投げ続けるネーサン・イオバルディを捕まえることができず。なんと17回までゼロ。チャンスを作ることもできないまま、イニングだけが進んでいく。

 試合時間が7時間を超えた18回、その時は突然訪れた。先頭で打席に入ったマックス・マンシーの放った打球は、放物線を描いてレフトスタンドへ。一振りでワールドシリーズどころかポストシーズン史上となった7時間超えの死闘に終止符を打ち、ドジャースが3−2で勝利。連敗が2で止まり、対戦成績を1勝2敗とした。

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  • やっぱり、タイブレークは愚策だ。
    • イイネ!2
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