出会い系サイトで知り合ったカップル、初デートの翌日に挙式（英）

出会い系サイトで生涯の伴侶に出会い、幸せな結婚をする人もいる。このほどイギリスに住む一組のカップルが出会い系サイトで知り合い、10日後に米ラスベガスで挙式をするというスピード婚を果たした。『The Sun』『Metro』などが伝えている。

ウェスト・サセックス州チチェスターに住む2児の父ポール・エドワーズさん（36歳）と、ニュージーランド出身でケント州タンブリッジウェルズで暮らすサラ・エリオットさん（34歳）は昨年12月15日、デートアプリ「Bumble（バンブル）」で出会った。

2人は携帯電話でメッセージをやり取りし、12月22日に初めて電話で話した。2時間半におよぶ電話で互いに惹かれ合った2人は、翌23日に結婚を決意。24日、ロンドン・ガトウィック空港にウェディングドレス姿で現れたサラさんと初対面したスーツ姿のポールさんは、跪いてサラさんにプロポーズした。その後すぐに2人は米ラスベガスへと飛び、25日にベラージオの噴水前で挙式したのだ。顔を合わせてからわずか一日で夫婦となった2人にとって、挙式での誓いのキスがファーストキスとなった。

ポールさんから17歳の時に半年間ホームレス生活を強いられた経験があったことを聞いたサラさんは、自分たちの結婚式をメディアに公開することで、ホームレスへのチャリティ基金を集めようと提案した。しかし想像以上に大きく報じられることになり、2人は驚きを隠せないようだ。挙式後、英メディアの取材に応じたサラさんは「結婚はあくまでも気まぐれでしたことではない」と主張している。

「最初にポールと電話で話した時、話せば話すほど私たちは好きなことへの情熱や共通点も多く、価値観が似ていると思いました。結婚式はとてもロマンチックで完璧な一日になりました。私は過去に結婚歴があり、その時は自分で指輪を選んだのですが、今回まさかポールが指輪も用意してくれているとは思ってもいませんでした。でも彼は女性の扱い方をきちんと知っている人です。私の周りでは、彼との結婚を決めたことに呆れている人もいます。私も最初は、ポールが冗談で結婚の話をしてきたので軽い気持ちで乗ったのですが、その後2人でよく話し合って真剣に決めました。クリスマスの日はお互いに予定が入ってなかったので、その日に結婚しようということになったのです。」

前回の結婚はわずか半年しか続かなかったサラさんだが、ポールさんに対しては直感で繋がりを感じたそうだ。そんなサラさん同様、ポールさんも「すぐに結婚を決めたのはクレイジーだと思いました。でも6日間一緒に過ごして、彼女は素晴らしい人だと知りました。もう互いに長く知っているような感覚です」と話している。ポールさんには13歳と15歳になる子供がいるが、子供たちは「パパが幸せになるなら」とサラさんとの結婚を認めてくれたそうだ。

初対面が挙式の一日前ということで、ポールさんとサラさんは電話で結婚を決めた後、ホテルの予約やドレスの手配など大慌てで済ませた。晴れて夫婦となり12月30日にイギリスへ戻ってきた2人は、いずれはニュージーランドに住むサラさんの両親や親族らに会うつもりだが、その前にイギリスに住む互いの友人らに紹介しあう計画を立てている。実はサラさんは現在、元夫とかつて共同購入した家で一緒に住んでいるという。サラさん曰く、元夫と同居するのは家の改装が終わるまでであり、その後家を売ってポールさんと一緒に暮らす家に移る予定とのことだ。元夫にはポールさんとのことを話しており、互いに気まずい雰囲気など一切ないと言うサラさん。いずれポールさんとの子供を持つことも考えているようで、「たぶんIVF（体外受精）になりますが、子供を望んでいます。子供ができたら大きくなった時に、私たちの馴れ初めを聞かせてあげたい」と話している。

このニュースを知った人からは「長続きしなさそう。もって1年でしょ」「バカバカしい。こんなカップルの間に子供ができたら、子供がかわいそうだ」「お金集めのためにやったことで、さぞかし基金が集まっただろうね」「ヤラセ的な感が拭えない。男性の子供2人がこの先メディアの犠牲になったら気の毒だな」「私も若かったら、一度はこういう突拍子もないことしてみたいと思ったかもね」といった声があがっている。

画像は『Metro　2018年12月26日付「Couple meet for first time at Gatwick Airport before flying to Las Vegas in wedding gear to get married straight away」（Picture: SWNS）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）