夕飯はご飯とみそ汁だけ? 疲れたママたちを救う「YGM」とは - レシピも紹介

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2019年04月01日 11:02  マイナビニュース

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新生活シーズンを迎え、入園・入学、そして育休からの復職など新しい生活を迎える家庭も多いこの時期。「仕事から帰って夕飯の準備、本当にちゃんとできるのかな……」などと、復職後の生活に不安を感じている人も少なくないだろう。今回は、そんな不安を解消する「YGM」というメニューを紹介する。

○夕飯はご飯とみそ汁だけ?

みその普及活動を行うミソドが働くママたちに向けて推奨している「YGM宣言」。「YGM」とはずばり、「夕飯はご飯とみそ汁」の略だ。

たしかに、ご飯とみそ汁を用意するだけでいいのであれば、夕飯の準備はとても楽。しかし、とくに子どもがいるママたちには、「夕飯がご飯とみそ汁だけなんて、手抜きすぎない?」と感じる人も多いだろう。

ミソドの代表・藤本智子さんはYGMについてこう話す。「弊社が昨年実施した調査によると、日々の夕食作りが大変と感じている働くママさんは90%以上に上りました。また、夕食作りで重要視するポイントとしては、『子どもが喜ぶ』『短い時間で作る』『栄養バランスの考えた料理』が上位3つに挙げられています」

働くママを悩ませる夕食作り。「手を抜きたくない」「献立を考えるのが面倒」といった声も聞かれ、限られた時間の中で子どもの好き嫌いや栄養バランスにも気を配った献立作りが、ママたちを悩ませているという。

「そこで私たちが考案したのが『YGM』です。みそには、生活習慣病の予防効果や美容・アンチエイジング効果が高いという研究結果が出ています。また、みそ汁は食べ過ぎるということがないので、朝起きた時にお腹が減ります。そのため朝食をしっかりと食べることができ、一日の集中力もアップするのです。おみそ汁は、健康・時短・美味しさの3拍子がそろったメニューなのです」

この日は、サイバーZの働くママたちに向けて、YGMの料理教室が開催された。同社では、ママ社員の交流の場「M会」を結成し、2〜3カ月に1回ほど懇親会などを開いているという。その中で「夕飯作りがとても大変」というママたちの声を受けて、今回の企画が考案された。

講師は料理研究家のワタナベマキさん。自身も小学生の男の子を育てるママで、著書に「何も作りたくない日はご飯と汁だけあればいい」がある。

「うちでも具だくさんのおみそ汁とご飯だけ、という献立を作ることがあります。毎日でなくて、疲れが出る水曜日や金曜日など、あらかじめ『YGM宣言』する日を決めておくのもいいかもしれませんね。YGMで少しでも手間を減らして、ご家族とゆっくり過ごす時間を作ってみてください」(ワタナベさん)

この日紹介されたレシピは、「れんこんと豚肉の赤みそ汁」と「ナスとトマトのチーズみそ汁」の2つ。

「みそ汁と言うと、副菜的なさっぱりとしたイメージが多いと思いますが、具をたくさん入れて切り方や味付けを工夫すればしっかりとおかずになります」とワタナベさんは話す。

では、レシピを紹介しよう。
○れんこんと豚肉の赤みそ汁

材料(2人分)

豚バラ薄切り肉 120g / れんこん 120g / 玉ねぎ 3分の1個 / 小松菜 2束 / 卵2個 / しょうゆ 小さじ1 / 豆みそ(ほかのみそでも可) 大さじ2 / 白いりごま 小さじ1 /ごま油 少々 / 水 500ml / 和風だしの素 2g

作り方

1.れんこんはたわしでよく洗い、皮つきのまま乱切りに。豚肉は3cm幅に切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。

【Point】
れんこんは皮つきのほうが栄養価が高く、乱切りにすることでおかず感が出る。

2.鍋を中火にかけ、温まったらごま油で玉ねぎが透き通るまで炒める。

3.水と和風だしの素を加えてひと煮たちさせ、アクをとり弱火にした後、みそを加えてフタをして弱火で約8分煮る。

【Point】
通常のみそは最後に入れるが、赤みそはよく煮たほうが味が出るため途中で入れる。

4.1cm幅に切った小松菜としょうゆを加えて、端のほうに卵を落とし入れ、白身が固まるまで煮る。最後に白ごまをふって完成。

○ナスとトマトのチーズみそ汁

材料(2人分)

ナス 1個 / セロリ 3分の1個 / ミニトマト 8個 / 玉ねぎ 3分の1個 / ブロッコリー 4房 / みそ 大さじ2 / パルミジャーノレッジャーノ(粉チーズでも可) 20g / 太白ごま油 少々 / 水 500ml / 和風だしの素 2g

作り方

1.ナスは1cm角に切り水にさっとさらす。セロリは筋をとり1cm角に切り、玉ねぎも1cm角に切る。

【Point】
苦手な子どもも多いセロリやブロッコリーは、小さめに切って汁になじませることで食べやすくなる。

2.鍋を中火で熱し、ごま油と1を入れて全体が透き通るまで焦がさないよう炒める。

3.水と和風だしの素を加えてひと煮たちさせ、アクをとり弱火にする。端に2等分にしたミニトマトと1cm角に切ったブロッコリーを加え、フタをして約3分煮る。

4.みそを加えて溶き、器に盛ってチーズをふる。

【Point】
赤みそ以外のみそは、煮立たせると風味が飛んでしまうため、みそを入れたら煮立つ前に火を止める。

○食べ応えもバッチリ

実際に2つのみそ汁を試食してみると、具材がたっぷり入っていて、大人でもしっかり食べ応えがある。

ごま油でコクを出したり、チーズが入っていたりと、通常のみそ汁とは一味変わっているので、子どもでも飽きずに最後まで食べられそうだ。

具材やみその種類を変えるだけで無限にレシピが広がる「YGM」は、疲れた時や献立が思いつかない時の救世主になってくれるだろう。(安藤おもち)

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  • 『普段の食事は一汁一菜でいい』って土井先生(料理研究家の)が きょうの料理で毎回言ってた。我が家は大抵一丼(時々一汁が付く)。旦那は何出しても例え惣菜でも『いつも用意してくれて有難う』と言ってくれる。
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